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オートコレクト

by 唐草 [2022/05/22]



 ここの更新に必要なのは、文字入力と文字数カウントだけ。だから、長年テキストエディタで記事の準備をしていた。
 デスクトップにある「名称未設定.txt」がネタ帳兼下書き。そのファイルには書こうと思ったテーマのキーワードと書くことがない日のためのストック記事が保存されている。
 テキストエディタでの執筆は、どんなPCでもできる汎用性の高いやり方。でも、複数のPCを使っていると、どのPCで何を書いたのか把握できなくなる。
 肌身離さず持っているスマホに集約できれば、その混乱を抑えられる。でも、キーボードが使えないと湧き上がる言葉に指が追いつかない。文字列の選択をしにくいのも不便。
 良い方法はないだろうかと思案してたどり着いたのが、Googleドキュメントだった。Googleドキュメントならクラウドにある1つのファイルをどこからでも編集できる。PCからでもスマホからでも使えるのも便利。
 カラクサラボがクラウド化したのと同じように、ここの下書きもクラウド化した。その結果、「名称未設定.txt」は姿を消し、散り散りになっていたいくつもの下書きは1つに統合された。こういう使い方をすると自分のPCにデータを保存するのが時代遅れだと痛感する。
 下書きをクラウド化したことで、思わぬ恩恵もあった。Googleドキュメントには、自動校正機能が備わっている。打ち損じがあれば程度に合わせて赤や青の波線で誤りを指摘して、修正候補を示してくれる。
 この機能のおかげで、自分のタイピング精度の低さを思い知らされた。また、助詞を誤用しがちなパターンがあることも発覚した。ここ最近の記事ではタイプミスや誤変換がグッと減っているはず。
 便利な自動校正だが、すべてを任せる気にはなれない。ここの文章は、ぼくの口語に近い表現を選んで書いている。そのせいで警告の青い波線が表示されることも多い。国語の教科書的には満点の表現ではない。でも、それは個性とも言える。
 自動校正にすべてを任せていたら、ぼくの言葉ではなくAIの言葉になってしまう。