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屋内トラップカメラ

by 唐草 [2022/01/29]



 自宅の猫を撮影する定点カメラが、今のぼくにとって最高のおもちゃ。ゲームに向かっているよりも撮影環境構築に多くの時間を割いている。何か1つできるようになると次々にチャレンジしたいことが湧いてくる。今週は、ライブ中継を重視してきたこれまでとは違うことに挑んだ。
 猫を定点カメラ観察するようになって初めて分かったことがいくつかある。中でも収穫が大きかったのが、トイレの使い方。我が家は複数の猫に対して複数の猫トイレを設置している。なので、どの猫が、いつ、どのトイレをどのように使っているのかを把握できていなかった。カメラ導入で長年の疑問は氷解するだろう。猫がトイレに向かったらカメラに繋げば答が映る。そう単純に考えていた。
 猫は音もなく動き回る神出鬼没な生き物。カメラを設置して分かったことの1つに、人間が気づかないうちに用を足しているということがあった。だから、誰も使っていないと思っていた猫トイレのど真ん中に堂々とした茶色い塊が転がっていたりした。抜かり無く監視していたつもりなので、まるでトイレにワープして来たかのようにすら見える。
 人の目のだけでは猫のすべてを見ることはできないようだ。ならば機械の力を借りるしかない。
 と言うわけで、Motionというフリーの動体検知ソフトを導入することにした。リアルタイム監視は無理なので、野生動物を撮影するトラップカメラのようなものを構築することにした。
 AIを使った動体検知ではないので、今の基準からすると精度は高いと言い難い。だから猫が映らなくても、カーテンが揺れて影が動くだけでも撮影が始まってしまう。お陰でビデオフォルダには心霊映像のような影が揺らめくだけの妙な動画もいくつかある。裏を返せば過剰すぎるほどに検出してくれている証拠だ。なので猫を逃したことはないようだ。バッチリ猫のトイレの様子を撮影できている。もうウンコワープは起きていない。
 動体検知による録画には予想していなかったメリットがあった。トイレ時間が自動的に記録されるので、猫の健康管理に役に立っている。これは思わぬ収穫だ。