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加湿せよ

by 唐草 [2022/01/27]



 今冬はガスストーブを出さずにエアコンだけで暖を取っていると先日書いた。新しいパワフルなエアコンは、ガスストーブに匹敵する暖房能力がある。最高気温が10℃に届かない寒い日が続いているがエアコンだけで快適に過ごせている。
 ガスストーブを使わなくなったきっかけは、物置から重いストーブを出すのが面倒だったからという身も蓋もないもの。そんないい加減な理由からエアコンに切り替えたのだが、使っているうちにエアコン暖房の利点がいくつか見えてきた。
 まず、エアコンのほうがずっと静かなこと。ガスストーブは、ファンヒーターなのでファンの回転音と送風音、そして燃焼音をけたたましく響かせていた。それを冬の風物詩だと考るほど心に余裕はない。小さなストレスを感じながらテレビの音量を上げるのが冬のお約束だった。そんな騒音から開放されたのは大きなメリットだ。
 また、直火を使わなくなったので外出前の火の確認や猫が誤動作させるのを避けるためのチャイルドロックの設定といった一手間からも開放された。これが思いの外、快適。光熱費もトータルで下がったのもありがたい。
 ただ、手放しでエアコンを褒めることはできない。ガスストーブでは起きなかった問題が顕著になっている。
 それが乾燥。連日外気が乾燥していることもあり、乾燥がより深刻になっている。ついには体に不調まで現れ始めた。目がゴロゴロするほど乾くし、喉はイガイがしっぱなし。
 ガスストーブは燃焼の際に二酸化炭素だけではなく水蒸気も発生させる。だから加湿効果があり、我が家は長年知らず識らずのうちにその恩恵に与っていた。だが、エアコンにしたことで状況は一変。水が供給されなくなったリビングは、砂漠のように乾燥しきっている。
 このままではマズイと小さな卓上加湿器を出してきたが、大型エアコンの前では焼け石。干上がった池にジョウロで水をまいたのと同じ。洗濯物を屋内に干したほうがまだ効果があった。
 物を増やしたくないので、加湿器購入は避けたい。手軽に、安価に、そして衛生的にガッツリ加湿できるいい方法は無いものか?