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ぼくの考える最強(笑)の転売対策

by 唐草 [2022/01/24]



 ここ何年もネット転売の是非が問われている。ぼくは何かを転売したことはないし、高値の転売品を買ったこともない。直接的には利益も損害も被ってはいない。強いて言えば、PS5を買えずにいることが最大の被害かもしれない。
 自分にはあまり関係ないとは言え、世間でちょっとでも話題になったありとあらゆるものが一部の人々によって買い占められ、法外な値段で転売されている状況は健全な経済活動とは言い難い。何らかの歯止めが必要だという意見に異論はない。
 その一方で、資本がモノを言うこの自由経済市場では弱肉強食な競争が起きるのは止む終えない。恥も外聞もかなぐり捨てて一瞬の利益に執着するやり方だって、長続きは難しいかもしれないが立派な商売の方法だ。嗅覚が鋭く、手も足が速い者に文句を言うのは、弱者の遠吠えとも言える。
 ぼくは、法という社会のルールから逸脱していないのであれば転売を容認する立場だ。だからこそ、今の転売が許せない。これは奇妙な意見に聞こえるかもしれない。
 転売が儲かるのは高値で売りさばいているからだけではないはず。いわゆる個人転売ヤーの大多数は、所得税を払っていないから僅かな差益でも十分な利益を上げることができる。その利益でさらなる転売を繰り返して、財を肥やしていく。法に従い真面目に商売をして税金を収めていたらあんな活動は絶対にできない。
 だから、転売に制限を掛けるのであれば良心に訴えかけたり、付け焼き刃の対策法を作ることよりも、もっと効果的な方法があると考えている。
 それは、フリマサイトでの取引をすべて収入だとみなして最大税率で源泉徴収するという大胆な方法だ。勝手に税金を抜かれることに文句があるなら、正々堂々と確定申告すればいい。余計に取られた税金は全部返ってくる。やましいことがなければ、申告になんの問題も無いはずだ。
 競争はドンドンするべきだが、あくまでフェアなルールで競争しろというのがぼくのポリシー。源泉徴収されても利益が出せるし、確定申告も怖くないって言うなら強気な値段でドンドン転売していこう。