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小さいO

by 唐草 [2021/11/30]



 「ギリシャ文字」でググったらサジェストの3番目に「オミクロン」が挙がっていた。考えていることは、みんないっしょだ。
 ぼくら日本人が普段の生活でギリシア文字を目にする機会は少ない。あってもαとβぐらい。ぼくがギリシア文字に触れる機会は「βテスト」が一番多い。βという文字を免罪符代わりに使っていると言ってもいい。それ以外だと、ゲームで見かける程度だろうか?
 だから、降って湧いた「オミクロン」という言葉に違和感を覚えた人が多いのだろう。どんな字形なのかも分からないし、何番目の文字なのかも分からない。それどころか、本当にギリシア文字かどうかも分からない。実際のところ何も分かっていないということが、分かっただけのオミクロン騒動。無知の知とはさすがギリシア、哲学的だ。
 ぼくは大学で理学的な論理をなにひとつ学んでいないので、ギリシア文字を使った数式に触れたのは高校時代まで遡る。三角関数でαとβをたくさん書いた。微分で⊿、数列でΣを使ったのを覚えている。当時はこれらの記号がギリシア文字だということを意識していなかった。だから「数学で使ったよね?」と言われてもピンとこない。
 そんな訳で、今のぼくにとってギリシア文字は「縁遠くなった数学で、ときどき使うよく分からない記号」という存在。それは宇宙人の言語の記述に用いる記号と大差ない。
 だからオミクロンの正体を暴くために「ギリシャ文字 オミクロン」でググった。そして、自分の更なる無知さを知ることとなった。「ギリシャ文字」ではなく「ギリシア文字」が正確なカタカナ表記だ。もう何もかもが間違っていた。
 ググった結果を書いておこう。オミクロンは15番目の文字で記号はアルファベットのOと識別の難しい「Ο」。意味は「小さなo」。「オー・ミクロ」という感じらしい(Ωは大きいo「オー・メガ」)。発想としては「W」の親戚ってところ。
 ちなみに13番目はν(ニュー)、14番目はアルファベットで発音を書くとXiになるξ(クサイ)は、高度な配慮と忖度の結果変異種の名前からは欠番になっていたそうだ。