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建築してんるんだ

by 唐草 [2021/10/25]



 先日書いた『Fallout 76』のハロウィンイベントを通して大きな発見があった。
 イベント内容は、ハロウィンらしく自分の拠点で他プレーヤーにキャンディーを配るというもの。キャンディー配布を促す措置として、キャンディーをもらうというミッションも提示されている。ぼくは見知らぬ誰かの助けになればと回収ミッションの枠を超えて、同ワールド内のすべてのプレーヤーの元を訪れていた。
 それが、今回の発見につながった。
 ぼくにとって『Fallout 76』は、レアアイテムをゲットするハクスラゲーム。取り憑かれたようにレア堀りを繰り返し、死んだ目で非課金ガチャを回し続けている。それを十分に楽しんでいるが、ゲームのすべての要素に触れているわけではない。
 『Fallout 76』は、一部で「汚いどうぶつの森」と呼ばれている。その二つ名に恥じないぐらいに建築要素が充実している。ゲーム内のほぼすべての場所に拠点を建築できるし、そこを様々なインテリアで飾ることもできる。
 充実した建築要素なのだが、ゲーム攻略にはほとんど必要ない。狩場や店の近くに拠点を構えると効率よくゲームを進められる程度のおまけ要素と言っていい。
 だから、レアアイテムしか頭にないぼくは建築に手を出していない。ぼくの拠点は、食料が採れる野菜畑に作業台と倉庫を置いただけ。他プレーヤーの拠点にも興味がないので、多くの人がぼくと同じように最低限の拠点で遊んでいるのだろうと考えていた。
 今回、他人の拠点を回って分かったのだが、ぼくが少数派だった。
 多くのプレーヤーは、課金アイテムを使って豪華な拠点を築いていた。テラス付きの木造2階建てのロッジ、50年代風のダイナー、コンクリート感満載の軍事要塞と様々な拠点があった。ハロウィンに合わせて幽霊屋敷を作っている人もいた。
 ぼくのように野原に作業台とベッドが雨ざらしで置かれている拠点なんて1つもなかった。とても同じゲームで遊んでいるとは思えない。そんなことを発見したプレー3周年目の出来事。