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トリートされない

by 唐草 [2021/10/23]



 日本にもハロウィンが定着しそうな雰囲気があったが、この2年はコロナのせいで盛り上がりに欠けている。強制されたニューノーマルの前に付け焼き刃のハロウィンは消え去ってしまうのか?残ったとしても店頭をわずかにオレンジ色に染めるだけになってしまうかもしれない。そうなってしまったら、ちょっと残念。
 ぼくは、ハロウィンだからと言って大騒ぎする訳でもないし、仮装を楽しんだりお菓子をばらまくわけでもない。オレンジ色のジャック・オ・ランタンが大好きなだけのカボチャ頭だ。子供のためのイベントとして定着してくれればそれでいい。
 現実世界ではすっかり下火になってしまったハロウィンだけれども、ゲームの世界では季節イベントとして引っ張りだこ。いくつものゲームで、さまざまなジャック・オ・ランタンを目にすることができる。カボチャ頭としては、ついつい張り切ってしまう。
 だが、今年のゲーム内ハロウィンの1つが、ぼくの精神を蝕んでいる。
 問題なのは『Fallout 76』のハロウィンイベント。やることは実に簡単。毎日、自分の拠点にトリック・オア・トリートしに来てくれた他のプレーヤー5人にキャンディーを配るだけ。しかも、キャンディーボールに入れたキャンディーを勝手に取っていってもらうだけでいい。能動的に動いて配る必要もない。
 言葉で書くと簡単そうなのだが、やってみると全然違う。
 誰もキャンディーを取りに来てくれないのだ。昨日なんか、たった5つ配るのに2時間も要してしまった。ぼくがどんなにやる気を出しても、成果は見知らぬ誰かの気分次第。気持ちばかり逸って、誰も訪れないことに一人イライラを募らせている。拠点の立地が悪いのか?キャンディーボールの場所が分かりにくいのか?原因は何なんだ。いくら考えても、人の気分までは分からない。
 攻略サイトのコメント欄を覗くと、フレンドの有無で大きいな格差が生まれていることが分かる。今年のハロウィンは、ボッチに辛い仕様。誰かぼくをトリートして