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月刊:自作PCを作る

by 唐草 [2021/08/26]



 ちょうど1年後で仕事の任期が切れる。3年が終わった今の段階で既に飽き飽きしているので、よっぽどなことが起きない限り延長は無い。つまり、辞める気まんまんだということだ。既に辞めることを前提とした下地作りを初めている。何かと塩対応が増えているのも、その片鱗だ。
 さて、目下の問題は期限までに個人で使える予算を使い切ることに尽きる。ちょっと良いノートPCを購入すれば使いきれるだろう。だが、高額品を購入すると組織の備品になってしまい、退職時に私物化することはできない。愛用のPCを職場に置いたまま別れを告げなくてはならない。
 退職金代わりにどうにか予算を自分のために使う方法は無いだろうか?これまで消耗品と称して様々なケーブルを購入してきた。このまま自室をケーブル博物館にすることはできるかだろうが、そんなことをしても楽しくない。何より100m分のケーブルを買っても、ピュアオーディオ用純金線でも無い限り予算を使い尽くせない。
 職場の規定だと3万円未満の品は備品にならないとある。3万円で買えるPCもあるが、そんなものを買っても使う当てがない。せめて10万円ぐらいで売られている性能のPCがほしい。分割購入ができれば良いのだが…。
 逆転の発想だ。支払いを分割にするんじゃなくて、購入を分割にすれば良い。
 毎月ちょっとずつPCパーツを買い足し、自分で組み立てるという訳だ。名目は現行PCアップデートとすれば、まずバレないだろう。バレそうになったら最新機器の性能調査とすれば切り抜けられるかもしれない。
 予算でSSDとメモリは買ったことがある。これはなんの問題もなかった。きっとマザーボードも買えるだろう。3万円あればCPUも買える。値段が高騰してしまっているグラフィックカードは妥協が必要そうだが、最低限のものは揃う。
 と言うわけで、事務の顔色を伺いながら毎月少しずつ自作パーツを買う計画を始めよう。まるで、毎週パーツの届く雑誌の購読を初めたかのような高揚感がある。
 創刊号は、最新マザーボード付きで3万円!(そんな高いマザボは買わないけど)