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1回目3日目

by 唐草 [2021/08/19]



 接種翌日の昨日は、軽いとは言え発熱を伴う副反応に見舞われ臥せっていた。
 ぼくが摂取したのはファイザー製ワクチン。世間の話を雑にまとめると腕の腫れも、発熱もモデルナ製ワクチンの方が深刻らしい。軽いとされるファイザー製であのダルさなんだからモデルナ製ワクチンの副反応は相当キツイのではないかと想像してしまう。とは言え、モデルナ製ワクチンの方が強力との話も出てきており、どちらのワクチンがいいのかは全然わからない。この話に結論が出るのは、きっとコロナが収束するであろう数年後になることだろう。
 ワクチン接種から3日経過した。現在、ぼくはピンピンしている。副反応もサッパリ抜けて元気いっぱい。接種前日まで長雨+低温でちょっと体の調子が悪かったことを考慮すると今のほうが健康だと言っていいだろう。
 それにしても印象的だったのは、副反応の発熱の終わり方が今まで経験してきたものと全然違っていたことだ。
 熱が下がったのは昨晩の22時頃だから接種から30時間以上経過した頃になる。ダルくてベッドに横になっていたら突然体が軽くなった。体の火照りも消えて、体温を測ると平熱に戻っていた。
 病気が解放に向かうとき、熱は徐々に下がっていく。ぐっすり寝て起きたら熱が下がっていたというのがほとんどだ。でも今回は違っていた。頭痛薬を飲んで頭痛が消えるときよりもずっと急な変化が体に起きた。ここまで急激な変化が体に訪れたのは初めてかもしれない。
 その変化は、まるで複雑な計算で熱々になっていたコンピュータが処理を終えたときのようだった。デジタル的なオンとオフの境界を超え、なんらかの機能が完全停止したかのような冷め方だった。あながちその感覚は間違っていないのかもしれない。きっと体がワクチンを受け入れを終えたのだろう。
 そう考えると、ワクチンをインストールしたという気分になってくる。プログラムだとするとインストールに30時間かかるっていうのは長すぎだなぁ。今どきOSのインストールだってそんなに時間はかからない。

ワクチン経過報告シリーズ前編・完