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1回目2日目

by 唐草 [2021/08/18]



 自分が工業製品になったように思えるほどシステマチックにコロナウイルスワクチンを摂取したのは昨日のこと。接種の仕組みは完成していると言っていいだろう。一方でぼくらの体は、何も変わっていない。頭ではワクチンを投与されていることが分かっていても、都合よく自分の意志で免疫をコントロールできる訳でもない。
 ぼくがポジティブな気持ちでワクチンを摂取していても、人間本来の防御機構が機能して副反応は否応なしにやってくる。聞いた話では、副反応が顕著に出る接種翌日の方がつらいらしい。つまり、今日だ。
 昨日は接種6時間後ぐらいから腕の痛みが顕著になっていた。多くの人が言うように筋肉痛のような痛みだった。でも、昨晩寝るまでに自覚できた副反応はそれだけ。幸運にもぼくは副反応の出ない体質だったのだろうか?
 残念ながらそんなことはなかった。夜が明けたらすぐさま体の異変に気がついた。
 体全体に厚い膜がかかっているようなダルさに包まれていた。これは風邪をこじらせて発熱したときと同じ。体温を計ってみると37.6℃あった。明らかな発熱状態と言える体温だ。平熱から1℃の上昇に留まっているので副反応の発熱としては低いほうかもしれない。それでも発熱しているんだからダルいのも致し方ない。
 また、腕の痛みは昨晩より強くなっている。普通にしている限りは気にならないが、体を捻ったり、腕を上げようとするとイヤな痛みが走る。筋肉痛というより打撲の痛みに近い。
 と、ここまで悪いことばかり書いてきた。確かにダルくて仕方ないのだが、風邪をひいたときとはぜんぜん違う。喉も頭も痛くない。インフルエンザで発熱したときのような関節痛もない。体の外に出すべきものもないので、鼻水も咳も出ない。食欲も落ちていない。腕も腫れているようには見えない。なんだか普段どおりに動けそうだけど、いざ動くと発熱のダルさが襲ってくる。なので、結局大したことは何も出来ない。
 こういう体の反応を見ていると、ワクチン接種日だけでなく翌日も休みにしておくのが正解なのだろう。ちなみに今日はぼくの夏休み最終日。