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ドライブだけでも

by 唐草 [2021/06/29]



 YLoD(Yellow Light of Death)を発症して壊れてしまったぼくのPS3。最後の望みを託して分解修理を試みたが、ドライヤーの熱では歯が立たなかった。残された手段は、基盤をオーブンにぶち込むか、ヒートガンを買ってピンポイントに熱するぐらい。
 熱でハンダを再生させるのは一時しのぎでしかないそうだ。ネットで熱修復の体験談を読んでみると、大抵の場合1ヶ月以内に再び使用不能になっている。こんな一時的な修復のためにヒートガンを購入するのはバカげている。同じ金額を出せば新しいブルーレイプレーヤーが買える。
 壊れたという悲痛な事実を突きつけられ冷静さを失ってPS3を分解までしてしまった。しかし、落ち着いて考えてみれば修理が最善の方法でないことは火を見るより明らか。ぼくはPS3修復を諦めた。外したネジを丁寧に元に戻してPS3のカバーを閉じた。1つのパーツを除いて。
 ぼくが本体に戻さなかったのはブルーレイドライブ。戻さなかたのは、うまくやればPCでドライブを使えるのではないかと考えたからだ。
 ぼくは古いPCを分解して使える部品を回収するのを趣味にしている。これまでも廃棄予定の様々なPCを分解してメモリやらドライブやらを確保してきた。それらのパーツを組み合わせて別の古いPCの延命や機能追加をしてきた。PS3も廃棄するなら色々と回収したかったが、CPUは独自形式だし、メモリはロジックボード直付けなので回収不能。唯一回収できたのが、ブルーレイドライブだった。
 意気揚々と回収したものの、PCでブルーレイディスクを読む予定なんて無い。それなのに回収したのは完全に趣味でしかない。PS3の残骸と思い出を使ってPCをパワーアップさせたという自己満足のための回収だ。
 目下の問題はドライブのケーブル。ノートPCで使われているような薄いケーブルなので、どうにかしてPCで使える形式に変換しないとダメそうだ。なんだか作業前から暗雲が立ち込めている。