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合体修理

by 唐草 [2021/06/17]



 昨日書いたとおり、PS4コントローラーの方向キー下の調子が悪くなってしまった。
 ゲームを終了させて、目を閉じて、心を平穏にして方向キーを押すとボタンの状態がよく分かる。下キーだけ押し心地が違う。コシのないグニャッとした感じ。指を離した後の戻りも鈍いように思える。
 この感じからするとボタンの下に入っているゴムが劣化してしまったのだろう。ゴムの特性を考えれば致し方ない。コントローラーを使う限り、劣化を止めることは無理。そう遠くない未来に寿命を迎えることだろう。
 ぼくの手元には、以前使っていたもう1台のPS4コントローラーがある。左スティックの反応が悪くなったのでPS4での使用をやめたコントローラーだ。今ではPC用ゲームコントローラーとして活躍している。PCだと微調整ができるので、遊びの範囲を調整することで問題の回避に成功していた。
 2台のコントローラーは、それぞれ故障箇所が違う。分解してパーツを交換すれば、片方をより良い状態に戻せるのではないだろうか?いわゆるニコイチだ。
 アナログスティックはハンダ付けされれているので交換は難しい。やるのならボタン下のゴムパッド交換が簡単だろう。
 ぼくは今までにいろいろなコントローラーを分解したことがある。清掃のためのだったり、ニコイチ修理のためだったりと目的はいろいろだった。その経験を振り返ってみると、ゲーム機の世代が進むごとに分解や部品交換が難しくなっていった。昔はプリント基板の上にゴムが載っているだけだったが、最近ではBluetoothのコントロールチップにアンテナが載っていて、さらにはバッテリーまで入っている。コントローラー自体が、コンピューターのようである。
 PS4コントローラーを分解したことは、まだない。それでも内部構造が過去のどのコントローラーよりも複雑そうだということは想像に難くない。分解したら修理ではなく、壊れかけの2台にとどめを刺すだけに終わるのではないだろうか?
 そんな不安に尻込みして、分解修理を諦めた。丁寧に下ボタンを押すことでコントローラーの延命を図っていきたいと思う。