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体重計に乗る時間

by 唐草 [2021/06/08]



 人生で最も体重が重く、同時に体脂肪も過去最大という痛ましい記録を目にして以来、ダイエットに励んでいる。
 取り組んでいるのは、間食と炭酸飲料を控えるという受動的なアプローチ。甘いもの大好きで「メロンパンが主食」だとか「血は炭酸でできている」と豪語していた甘味依存症のぼくにとって、甘いものを断つのは人生の楽しみの1/3を捨てるようなものだ(ちなみに残りの2/3はゲームと猫)。
 苦しい毎日が続いているが、これもデブな自分からの脱却だと思って頑張ってきた。我慢のかいあって体重は最大2kg減ったし、ブヨブヨと膨らんだ腹もかすかに凹んだように見える。
 だが体脂肪は全く変化がない。コロナのせいで引きこもり生活が続いているので、最小限の筋肉しか残っていないようだ。数字だけを見ると、今回のダイエットで減ったのは脂肪ではなく筋肉だけという可能性も否定できない。BMI指標だと標準圏内にあるとは言え、体脂肪率の高さを考えると喜んでいられない。これでは骨に脂肪だけがついた脂身人間でしかない。
 これからは甘いものを控えるだけでなく、スクワットやプランクなどのインナーマッスルを鍛える運動も取り入れないとマズイようだ。
 もう1つ厄介な問題がある。それが時間による体重の増減。食べたり飲んだりすれば、その分体重が増えるのは当然のこと。逆にトイレの後や食事前なら軽くなる。この当たり前のことを深く考えずに体重を測ってきた。だから、どれだけ体重が減ったのかよく分かっていない。
 ダイエットのきっかけを作った最初の体重測定がどのタイミングだったのかも覚えていない。表示された体重に打ちひしがれてすべてを忘れてしまったかのようだ。
 体温測定もどのタイミング測るかによって大きく結果が変わる。朝一なら低く出るし、体を動かした後なら37.0℃を超えることも珍しくない。だから、毎日同じタイミングで測定しないと結果に一貫性が無くなってしまう。
 きっと体重測定も同じだろう。時間と条件を同じにして初めて価値のある数字を測定できるはず。それは分かっているんだけど、自分の負の面に向かい合いたくないので好条件のときしか体重計に乗る気がしない。