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音楽が人質

by 唐草 [2021/01/04]



 昨年10月頃にGoogle Play Musicがサービスを停止して、YouTube Musicへと姿を変えた。続いて昨年末にGoogle Play Musicアプリが利用できなくなった。Googleの容赦ないサービス再編の波は、個人の音楽ライブラリまで飲み込もうとしている。
 Google Play Musicは、手持ちの音楽ライブラリをGoogleのクラウドにアップロードすることで、いつでも、どこでも、どの端末でも同じように音楽を聞くことができるサービスだった。無償でも1,500曲ぐらいまでアップロードできたので、1円も払わなくても自分専用のクラウド音楽プレーヤーとして利用することができた。
 ぼくは、自宅サーバに音楽をすべて置いてあるのでクラウドを使っていなかった。あくまでAndroid標準の音楽プレーヤーとして端末内の音楽を楽しむためにGoogle Play Musicアプリを使っていた。
 サービス停止の影響は、1bitだってクラウドを使っていないぼくにも及んだ。アプリが利用停止で手持ちの音楽を聞くことができなくなってしまった。否応なしに音楽再生アプリを乗り換えるしかなかった。
 初めは、素直にアナウンスの通りYouTube Musicアプリへと切り替えた。だが、このアプリがあまりにもひどい作りだったのでGoogle信者であるぼくでさえ見限ることとなった。
 YouTube Musicでスマホ内の音楽を再生しているときにスリープに入ると、次の曲が再生されない。1曲終わったらそれっきり。スマホを揺らしたりして一瞬でもスリープを解除すると次の曲が始まる。その結果、1曲ごとにスマホを揺らすという意味不明な状況に陥ってしまった。
 これはYouTube Musicが、無償だどバックグラウンド再生できないせいなのかもしれない。端末内の自分の楽曲を聞くのにもこの制約を適応されるのはたまったものではない。
 と言う訳で、音楽再生アプリの乗り換えを決意した。
 2021年からは、オレンジ色の三角コーンのアイコンでおなじみのVLCを使い始めた。当然、端末を揺らさなくても再生できる。
 フリーの力で勢力を伸ばしたGoogleが、小銭稼ぎに躍起になって自滅しているように思えてならない。