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from Night City

by 唐草 [2020/12/10]



 ぼくの心配をよそにゲーム『サイバーパンク2077』は、大容量の初日アップデートと共に配信が開始された。延期に次ぐ延期で何も信じられなくなっていたぼくにとっては、実際にプレーしているのにまだ実感が湧いてこないという有様だ。
 これまでPC版とPS4版のどちらを購入するかで悩んできた。結局PS4版を選んだが、発売時期が違っていたら別に結果になっていたかもしれない。少なくとも2020年12月のぼくは、15~20万円ぐらいの高級ゲーミングPCの購入に踏ん切りがつかなかったということだ。PS4版の購入は財布と相談した結果の妥協でしかないことは重々把握している。
 実際にPS4版のゲーム画面を見てみると、PVで見ていた画面とは少し違う。なんというか滲んだ感じが強い。それでも、正直なところもっとスカスカで薄っぺらい画面になることを覚悟していたので、想像よりはずっとマシだったという嬉しい誤算もある。ゲーム性とストーリーだけを楽しめればいいと割り切って考えていたのでPS4版の映像への期待値はとても低かった。マイナスを覚悟していたのにゼロだったとでもいったところ。
 ただ、気になるのはPS4版の規制。ゴア表現とエロ表現が大幅に控えめになっている。同社の『ウィッチャー3』と同じ修正で、人間の裸のテクスチャにあらかじめ下着が描かれている。見せちゃいけないところが絶対に見えることのない合理的な修正だが、肌との隙間が一切ない下着はやっつけ仕事にしか見えない。別にエロを期待してこのゲームを手に取ったわけではないが、どうしても違和感が拭えない。シリアスなシーンも滑稽に見えてしまう。
 ゲームの安定性もあまり期待できないかもしれない。2時間ぐらいのプレーで早速フリーズした。たまたまオートセーブ直後のフリーズだったので被害は殆どなかったが、数分おきのセーブが必須かもしれない。
 今の所、予想通りの不満しか出ていないので十分に満足している。バグまみれのFalloutに鍛えられているので、ちょっとやそっとのバグやフリーズでは動じることはない。しばらくはゲームの舞台である架空都市Night Cityに入り浸ることになるだろう。