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省エネ時代の電気代

by 唐草 [2020/08/24]



 現代人は電気で生きていると言い切っても問題はないだろう。電気を直接体内に取り込むことは無いとは言え、衣食住の大部分が電気で成り立っている。ぼくなんて電気がなければ米すら炊けない。夏にクーラーがなかったら死んでしまうだろう。衣だけは電気に無縁かと思ったが、当たり前過ぎて電気洗濯機に頼っていることに気がつけなかった。
 コンピュータでお金を稼ぐぼくは仕事も電気に頼りきり。娯楽だって、映像、音楽、ゲームのすべてが電気ありきである。人間がここまで電気を使っているとなると、近い将来人型ロボットが完成した暁にはロボのほうが消費電力が少なくても不思議はない。
 ここのところの猛暑日でクーラーはフル稼働が続いていた。在宅勤務も続いているのでPCだってフル稼働だし、暇さえあればゲームばかりしているのでPS4はいつでもファンがうなりをあげている。だから今月の電気代はやばいことになるだろうと覚悟を決めていた。
 ところが、電気代の伝票には去年の夏より少ない額が記載されていた。明細を見たぼくは、どこかの電気会社の宣伝でのように「ウフフ」と満足げな笑みを浮かべていたかもしれない。だいたい20%の減少だった。フル稼働していたはずなのに、どうしてこんなにも電気代が安かったのだろう?
 電気会社の乗り換えは行っていない。だから単価は去年とほとんど同じはず。ということは、消費電力が20%近く減ったということ以外に理由は思い当たらない。
 そう言えば、昨年は冷蔵庫とクーラーを買い替えた。十年以上使っていた古いモデルから最新モデルへと置き換わった効果が如実に出たのだろうか?カタログスペックだと確かに20%ぐらいの省エネ性能がありそうだったが、車の燃費並に信用していなかった。これが事実だとすれば嬉しい誤算である。
 あと、サーバがラズパイに切り替わったことも大きいかもしれない。ノートPCよりはるかに少ない15W電源で動くことは、お財布にも地球にも優しいようだ。
 普段はイマイチ実感できないエコ性能。本領を知るにはやはりお金に換算するのが一番。エコ大好き。