カレンダー

2020/06
 
    
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

117,000ファイル

by 唐草 [2018/07/26]



 ぼくの右腕でもあるMac Proは、たぶんもうダメだろう。電源からの供給電圧が不安定になっている時に現れることの多い不安定な挙動を見せている。いつ壊れても不思議は無い。それどころか今動いているのが不思議なぐらいである。
 購入から約8年が経過しているので、順当な経年劣化と言えよう。たぶん電源のコンデンサとかがダメになってきているのだろう。
 この状況でできることは多くない。自作PCであれば電源交換で息を吹き返すかもしれないが、既製品だと交換は難しい。ましてやAppleの商品である。自分での修理など、素人にできるはずもない。
 ただ、だからと言って手をこまねいているわけではない。こんな状況だからこそ最悪の事態に備えて入念な準備が必要なのである。
 まず最初にやったことはAdobeのライセンス解除。これをやっておかないと新しいMacを購入したとしても製作環境の移行ができなくなる。
 そして、次にやったことがバックアップ。
 バックアップは定期的に行っているのだが、この機に新たに別の場所へバックアップを取り直すことにした。
 普段のバックアップは、外付けハードディスクがメイン。あとは、重要なファイルを個別にクラウドやサーバにコピーしている。これで十分な気もするのだが、すべてのバックアップを取っているわけではない。落書き画像データとか、謎のプログラムとか消えても困らないが、消えてしまうと何となく悲しいファイルが放置されている。
 と言う訳で、今日は重要なファイルも重要でないファイルも取捨選択をせずにすべてのバックアップを取ることにした。キャッシュもアプリの設定ファイルもすべてである。ようするにぼくのユーザディレクトリを丸ごとバックアップしたのだ。
 その結果、最終的に約11万7千個ものファイルがコピーされることになった。その大半が、数キロバイトの小さなファイルで、動画はほぼ無しという構成であったが塵も積もれば山となる。合計で30GB近くなった。
 これが8年間の重みか。これが消えたら立ち直れない。