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たどり着いた結論

by 唐草 [2019/03/03]



 この日記は、一応日刊の体を保っている。あくまでも左上のカレンダーを見る限りの話だ。ぼくの脳内にのみ存在する熱心なこのブログの読者なら日刊だという主張が、真っ赤な嘘だという事実に気が付いているであろう。ここ数か月はコンスタントに日刊を保っているが、その前までは事実上の週二回更新だった。
 コンスタントな日刊更新が始まったのは、ぼくがスリーランスの肩書を脇に置いて組織の犬になることを選んだタイミングとほぼ合致している。会社勤めを始めたとたんに更新のペースが安定したのである。時間が自由なフリーランスの時の方が更新時間を確保できそうだと誰もが思うことだろう。実は仕事をさぼって記事を書きまくっているのではないか?暇な通勤時間を利用して記事を書くようになったのではないか?さまざまな推理に思いを巡らせることもできるだろう。
 しかし、種を明かしてしまうと実に単純な話なのだ。
 ここのところ毎日新しい記事を公開しているが、実は公開日の出来事ではない記事が結構ある。前日のことだったり、3日前だったりといろいろ。特定の日付に影響されない記事もある。なんでそんなことになっているのか?
 書きためているのである。
 土日などに暇な時間を見つけては、タブレットのメモ帳に殴り書きしたネタの種を1,000字にまで膨らませている。この記事は今日公開するために書いているが、これを書いているテキストファイルには他に3つぐらいの未公開記事がある。忙しかった日は新規記事を書くのではなく、ストックの中から1本引っ張り出して更新をしていると言う訳だ。これがここのところの高い更新頻度を維持している秘密である。
 なぜ、こういうスタイルに変わったのか?それは、ある事実に気が付いたからである。
 以前から暇なときに3記事から4記事を書いていた。今もまったく同じである。でも、前は更新遅れの帳尻を合わせるための執筆だった。一方、今はストックの作成である。
 やっていることは全く変わっていないのだけれども、それを他人にどのように見せるかが変わっただけだ。同じ労力を払って頑張っても、それが遅れていたらサボっているように見えてしまう。でも、期日前だとすべてが順調に見えるし、ぼく自身が優秀になったように感じられている(錯覚だとは分かっているけど)。
 たったそれだけの気づきが、すべてを変えた。ぼくの労力は何も変わっていないのに、この日記の運営がすべて順調に進んでいると言う訳だ。言われてみればとても単純な話である。でも、この単純な結論に至るまで10年以上かかったのである。