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有線へ回帰

by 唐草 [2018/07/01]



 オンラインゲームのラグがひどい。FPSや格闘ゲームで遊んでいるわけではないので、多少のラグは大目にみている。だが、今日のラグは我慢できるものではない。ゲームが成立しないレベルのラグなのだ。
 12人のマルチパーティーで遊んでいたのだが、ぼくがどんなに頑張って攻撃してもダメージが表示されない。逆に敵の攻撃を喰らってもHPに変化が起こらない。たぶん、これらはすべてラグのせい。ぼくが攻撃した敵もぼくを攻撃したように見えた敵も、すでに他のプレーヤーに倒されているのだろう。だから画面上にはなにも表示されない。
 他のプレーヤーから見たぼくは、何もせずワンテンポ遅れて戦闘エリアにくっついてくるだけの寄生野郎でしかない。キックされても文句は言えない。そして何より、そんな環境で遊んでいてもまったく楽しくない。一応クリア報酬はもらえているが、戦闘に勝利して勝ち取ったというよりただの参加賞にしか感じられない。
 いったい何が悪いのだろうか?掲示板などを見ると少しラグが起きているとの報告があったが、深刻なレベルではないようだった。だとすると、原因は我が家の側にある可能性が高い。
 ぼくが疑いの目を向けたのは、Wi-Fiである。Wi-Fiはゲーム向きじゃないなんて言う人もいるし、現にpingの値も少し大きくなる。ただ、それなんて誤差の範囲。1フレームを競う人たちだけが気にすればいいレベルである。むしろ気にするべきは、Wi-Fiは他の機器と併用しているということである。ゲーム機だけが通信している訳ではなく、タブレットやスマホが回線に割り込んでくることもある。それらが悪影響を及ぼしている可能性も0ではない。
 ということで、PS4を購入してから初めて有線でネットに繋ぐことにした
 自室には、1GbpsのLANケーブルが1本だけ来ている。これは仕事用のMac proに直結されている。これをPS4に直結してしまうとMacはネットに繋がらなくなる。仕事をする時と遊ぶ時でLANケーブルを差し替えるのは面倒。だからスイッチングハブを設置してケーブルを分岐させることにした。これが思わぬ大仕事となってしまった。
 ハブを設置するための電源が空いていなかったのだ。大幅な機器配置転換を行ってコンセントに空きを作る必要があった。絡まったケーブル類を解きほぐしながらコンセントの空きを作る作業は、まるで全身を使った織物でも作っているようだった。
 苦労の果てに設置したスイッチングハブ。昔どこかで拾った古いモデルだったので100Mbpsにしか対応していなかった。ゲームに1Gbpsはいらないので100Mbpsで十分なはず。Macの通信速度が激減してしまったことは、今は無視しておこう。
 さぁ、ゲームのラグはどうなった?
 ほとんど変わってない!
 苦労して得たのは通信速度の遅くなったMacだけ!