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女装プレー2077

by 唐草 [2021/01/08]



 結局、『サイバーパンク2077』の返金申請をしなかった。バージョンアップでわずかながら安定性が向上したことは数少ないポジティブな要素だが、遠景描画がよりいっそうチープになってしまったことは見過ごせない。まだ誰にでもおすすめできるレベルにはほど遠い。
 それでもぼくは、ゲームで遊んでいる。メインシナリオは長いので、まとまった時間がないとなかなか物語を進められない。空き時間にちょこちょことゲームを楽しむぼくのようなスタイルだとサイドクエストばかり遊ぶことになる。それでもレベルは順調に上がっているし、レアアイテムもけっこう集まってきた。
 『サイバーパンク2077』の武器防具収集はハックアンドスラッシュに近いスタイル。レアアイテムが出るまでバッタバッタと敵を容赦なくなぎ倒してアイテムを収集していく。敵はもはや歩く宝箱。オフラインゲームなのでリセマラをした方が効率が良いのかもしれないが、そこまでは入れ込んではいない。あくまで一期一会を楽しんでいる。手にしたものを見て一喜一憂する毎日だ。
 同じ武器や防具にもレベルがあるし、付加機能が異なっていたり、拡張スロットの数が違ったりする。だから、どのアイテムが当たりなのかを判断するのは難しい。またアイテムレベルのせいで、防弾チョッキより硬いTシャツなんてものが現れることもある。きっとプレーヤーごとにさまざまな見た目になっているだろう。
 ただ、このシステムのせいでぼくが操るキャラクターは女装キャラになってしまった。
 激強のスポーツブラとホットパンツが手に入ってしまったのがすべての発端だ。これを幸運と捉えるか、悪運と捉えるかは意見が割れそうだ。
 スーツが似合いそうな髭面のオッサンがスポブラ&ホットパンツというのは、かなり残念な見た目。体を張るタイプの芸人にしか見えない。それも失笑でしか笑ってもらえないような底辺芸人だ。いっそのこと主人公を女性に切り替えてしまって手に入れた装備が似合う見た目にした方が良いのだろうか?でも、パンツ1枚のために頑張って作ったアバターを変えるのは悔しい。救いは、一人称視点のゲームなのでプレー中に自キャラが見えないこと。
 渋いオッサンに似合う装備が手に入るまで、レア掘りが続く。