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100メガショック

by 唐草 [2019/09/30]



 完全に世代のバレる話題だが、「100メガショック」というキャッチフレーズを思い出した。きっかけは昨日の模様替え。
 「100メガショック」と言うのは、SNKのゲーム機「ネオジオ」のキャッチフレーズ。大容量のゲームを販売していることをTVCMなどでアピールしていた。当時まだ幼かったぼくは100メガが何のことなのか全然分からなかったが、漠然とスゴイものなのだろうという印象だけは残っていた。
 それから十数年の歳月を経てコンピューターを学ぶようになってから初めて100メガの意味を理解した。そして2度驚いた。ソフトの容量が100メガを超えていると言う意味だったが、100MBではなく100Mbit。つまり12.5MBのことだった。これが1つ目の驚き。同時期に発売されていたドラクエやFFなどのスーパーファミコンソフトの容量は、わずか3MBから4MB程度だった。極限まで最適化されたコードとリソース管理に感服したものである。これが2つ目の驚きだ
 昨日のぼくは、100メガにショックを受けることになる。今回の100メガも100MBではない。100Mbpsである。またしてもメガビットの登場だ。
 ぼくの部屋には、ゲーム機を含めて10台以上のコンピュータが置かれている。もう何年も使っていない機械もあるが5台は元気に稼働して、ネットに繋がっている。すべてをWi-Fiでつなぐと、タブレットやスマホなどと干渉しかねないので据え置きハードは、どれも有線接続となっている。「pingの値が大きいとラグが」とかゲーマー的な発想で有線にしているわけではない。
 模様替えを行おうとすると、PCを結んで部屋中を這いずり回っているLANケーブルが大きな障害となる。家具を動かす際には気を使うし、線の届く範囲でしか機器の再配置ができない。無計画に動かせば、互いに絡まり合って極太の三編みが生まれてしまう。1度全部引っこ抜いて模様替えをするか、はたまた余っている長いケーブルと交換するしか状況を改善するすべは残されていない。
 改めてLANケーブルを見て、ぼくはショックを受けたのだ。
 家の中は1Gbpsのケーブルで配線を行ったつもりだったが、ルータと自室を結ぶ基幹線とPS4へつながる線だけが1Gbpsケーブルだった。それ以外は、100Mbpsの遅いケーブルだった。このサーバの線も100Mbpsケーブルだった。どうりでデータの同期に時間がかかるはずだ。
 ハブもルータも全部1Gbpsで揃えていたのに、それらをつなぐケーブルが100Mbpsだったとは。とんだ100メガショックである。