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トイレで人体実験

by 唐草 [2019/03/30]



※下ネタ注意
 
 ネットには真偽不詳の豆知識が数えきれないほど転がっている。明らかにウソっぽいのもあれば、すぐには判断できないものもある。タチが悪いことにウソ情報にノセられた被害者が、自分だけが恥ずかしい思いをするのがイヤだとばかりにフェイクな成功レビューを書いている場合すらある。こうして根拠も効果もないフェイクな豆知識が拡散していく。
 以前から書いている通りぼくはこの手の真偽不詳の豆知識とかトリビアを集めるのが好きだ。そして、手軽に試せるものであれば即座に実験に移す。周囲から見ればすぐにフェイク情報に騙される愚か者にしか見えないかもしれない。でも、ぼくの中では偽りであることを証明するための大切な実験なのである。
 今日は、ぼくが体を張ってトイレで頑張った記録を残しておこう。
 貧弱な腹弱男であるぼくは、「PCの前にいなければトイレを探せ」と言われてもおかしくないぐらい個室の常連客となっている。薬局で『ストッパ』が売れていることからも分かるように、世の中には腹弱男は結構いるようだ。ネットを調べてみると女性を悩ます便秘への対策とは別方面の快便アプローチがいくつも提案されている。それは、ピンチになる前に腹の中のものを強引にひねり出すノウハウやテクニックである。
 食生活や生活リズムの改善など長期的な提案もあるが、ぼくら腹弱男たちが求めているのはもっと即効性のあるもの。ところがダイエット方法と同じで、即効性を謳うものほど胡散臭さが増していく。場合によっては、相反するような提案がなされていることさえもある。でも、「もし本当だったら」と藁にもすがる思いでいくつか試したことがある。
 最初に試したのは、前にも書いたと思うが、背筋をピッと伸ばして便器に座るというもの。これは何の効果もなかった。
 少し前に話題のなっていたのが、足を組んで便器に座るという方法。考えるまでもなく脱いだズボンが引っかかって足など組めるはずもない。念のためにズボンを下ろして足を組んでみようとしたが、案の定ズボンが引っかかって足を組めなかった。ズボンを下ろすのではなくて完全に脱げば足を組めるかもしれないが、小さな子供でもあるまいしそんなことはしたくない。
 「和式トイレで用をたすときの姿勢が骨盤を広げるので便の通りが良くなる」という話を耳にしたこともある。ガーゴイル座りと紹介されていたが、洋式便器にそんな座り方をすることなんてできるのだろうか?初めて洋式トイレに接した大正生まれのおばあちゃんの笑い話でしか、洋式便器に和式的アプローチをしたという話は聞いたことはない。効果があるのかもしれないが、実行は不可能だろう。
 こんな具合に嘘だったり、実行不可能だったりするフェイクテクニックが山のようにある。これらの出処はどこなのだろう?勘違いに基づく体験談なのか?はたまた、腹弱男を弄ぶ底のない悪意からなのだろうか?