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低解像度でも

by 唐草 [2018/08/23]



 世界は、ぼくのように出社したくない人間にどんどん優しくなってきている。家にいながらにして、すべての業務をこなせる。ITの力は本当にありがたい。きっと技術開発しているエンジニアの多くが、ぼくのように「友達はコンピュータだけ」とか「家から一歩も出たくない」というような内向的な人間なのだろう。そのワガママにも思える内向的な考えを実現するために全力を尽くした結晶が、今日の様々な技術として花開いているのだろう。
 楽をするための努力。きっとこれは、世界を変える大きな力である。
 遠隔からPCを操作するリモートデスクトップサービスのおかげで、今日のぼくは自宅に居ながらにして優雅に仕事を終えることができた。リモートデスクトップサービスは、本当にありがたい。こんな素晴らしい技術が、無料で利用できるというのは信じられない。無料の代償が、すべての情報をGoogleに曝け出すことだとしても安いものである。もうぼくは、魂までGoogleに売っている。
 リモートデスクトップサービスで職場のiMacにつなぐ。そうすると5K解像度の画面が、動画として送られてくる。ハッキリ言って5K解像度は、画面ザイズ的にも回線負荷的にも大きすぎる。なにより、自宅のFull HDサイズのモニタでは縮小されすぎて文字すら読めなくなってしまう。
 すぐさま解像度を下げる。
 落ち着いたのは、1440 x 810というちょっと中途半端なサイズ。最小サイズの1つ上である。普段使っているサイズと比べると、半分以下のサイズしかない。2つぐらいアプリケーションを起動させると画面は一杯になってしまう。
 いつもの感覚で使おうとすると、様々な場面でストレスを感じてしまうサイズ。でも、工夫をすればどうにかなるものだ。10分ぐらい使っていると不思議と慣れてしまう。
 普段のぼくは、PC画面のサイズにうるさい(キーボードやトラックボールにもうるさいけど)。最低でもFull HDサイズが必要だと主張している。できれば、それにサブモニタを用意して2画面で使いたいとか言っている。でも、使い方次第では今日のように小さな画面でもどうにかなったりもする。
 2画面がいいと叫んでいるのは、結局の所多くのガジェットに囲まれていたいというオタク的願望によるところが多いんだろうな。