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DIY大好き

by 唐草 [2018/04/04]



 ここのところ連日話題にしている「自転車の整備を自分でやること」と「サーバ刷新」の話題。この2つには、共通項があるように思えてならない。
 ざっくり言えば、ぼくの趣味ということになる。その認識で間違いないのだが、もう少し踏み込んだところまで見つめてみたい。
 自転車の整備なんて自転車屋に任せた方が確実である。個人で整備するには、パーツを買いそろえるところから始めなくてはならない。金銭面だけを見るのであれば少し割安になっているようだが、時間のことを考えたら分が悪い。
 サーバもレンタルサーバを借りた方がずっと楽である。レンタルサーバならば突如パーツが壊れることはまずない。ネット再接続の度にDNSを更新する必要も無い。なにより出かけ先から繋がるかどうかを心配する必要だって無い。金銭面に関しても、数年に一度ハードを交換しているので自宅サーバが安上がりだと言うことはまったくない。
 自転車の整備もサーバも、ちょっとお金を出せば今より遥かによい環境やよい結果が得られるのはよく分かっている。それでも可能な限り自分でやってしまう。なぜなのか?
 単純にぼくがケチなので1円でも節約したいと考えているわけではない。
 ぼくは、自分でできることは1から10まで全部自分でやらないと気が済まない性格なのだ。
 自転車整備も構造を理解しているので、何が必要かだいたい想像できる。チェーンカッターなどの専用工具を必要とする整備以外は、自分の手でできることを理解している。だから自分でやらないと気が済まないのだ。
 サーバの仕組みも自分が使う範囲はだいたい分かっている。分からないことがあっても検索すればだいたいの答にたどり着ける。コマンドに頼る機会が多いだけで普通のPCと大きな差はない。だから自分でやらないと気が済まないのだ。
 ぼくは、ある意味でDIY(Do It Yourself)精神が大好きなのかもしれない。一般的にDIYと言うと日曜大工とか家の修繕を指すことが多い。そういう一般的な指向とはちょっと違うのかもしれないけれど、何でも自分でやってやろうという精神の根源は同じところにあると思う。金槌で釘を打つ代わりに、六角レンチを握って自転車のワイヤーを交換する。ハケを片手にペンキを塗る代わりに、画面に向かって呪文のようなコマンドを打ち込んでいく。行動の見た目はまったく違うが、動機の根ざすところは同じなのだろう。