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1万円の損

by 唐草 [2021/01/30]



 この1年で1万円近く損していた。携帯電話料金の話である。
 ぼくは格安SIMを使っている。音声通話は数ヶ月に1度だし、移動時間以外はWi-Fiの使える場所に座っているし、プライベートでもほとんど外出はしない。1ヶ月の使用を数字にすると平均通話時間0分に平均通信量4GB。こんな控えめな使い方しかしないぼくには、大手キャリアが勧めてくるようなプランは全然マッチしない。最低限のお値段で最低限のことができれば十分という節度ある判断の末にnuroモバイルの7GBプランに落ち着いた。
 長らく高止まりしていた携帯電話料金だが、総務省の働きで大手キャリアがあまり使わない人向けの割安プランを打ち出してきた。料金にシビアなぼくでさえ魅力を感じるお得感のある値段だ。特に後出しでプランを公開した楽天の契約は、ぼくの使い方とマッチしそう。
 乗り換えるべきか、それとも現状を維持すべきか?有識者の話をまとめると「格安SIMの会社が大手に追随するする可能性が高いので、今は待ちのタイミング」らしい。専門家の風上にも置けないような、あまりにも当たり障りのない発言だ。後々に発言の間違いを責められないように予防線を張っているようにしか聞こえない。結局は自分の判断を信じるしかないようだ。
 まずは最近のデータ通信量を確認することにした。客観的な判断を下すには数字を見るのが一番だ。そしてぼくは、初めて現実を直視することとなった。
 1月の使用量はたったの400MBだった。1ヶ月分しか記録を残していなかったので昨年の実際の数字は不明だが、出かけた日数から試算すると平均800MBぐらい。多い月でも2GB以内に収まっていると思って間違いなさそうだ。
 コロナによる在宅勤務の結果、通信量が激減していた。昨年5月には通信量が激減したことに気がついていたが、こんなにも長期化するなんて考えていなかった。だから通信契約も毎日通勤することを前提とした7GBプランを漫然と維持したままだった。
 こんなことなら、さっさと最安の2GBプランに移行しておくべきだった。毎月の差額は800円ぐらいだが、積もり積もって1年で約1万円だ。この差はバカにできない。現にぼくは大いに凹んでいる。
 という訳で、来月から2GBプラン。もう、スマホ持たなくていいのかも。