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期待通りのAppleシリコン

by 唐草 [2020/11/11]



 今朝、Appleの発表会が開催された。発表内容は大方の予想通りだった。Apple製CPU、通称Appleシリコン搭載の新型Macのお披露目となった。リークされまくりで驚きのない発表という見方もできる。それでも、ぼくにとってはここ数年のAppleの発表会で一番満足できた内容だった。もっとも日本時間午前3時からのライブ中継は見ていないし、プレゼンの録画すら目を通していない。発表会のプレゼンではなく、そこで発表された新商品に満足しているのだ。
 新CPUの性能は、これでもかと様々な数字とともにアピールされた。こっちは3.5倍速くなったし、あっちは5倍速くなったと書かれている。だが、ぼくはこれを素直に受け取るほどピュアではない。この比較はAppleお得意の、いわばジョブズ直伝のアピール方法でカラクリがある。花粉の飛散量の前年比の数字と同じで、まず信じちゃいけない比較なのだ。
 Appleの発表会で信じていい数字は、比較ではなく実数が示されている場合だけ。今回の発表ならば価格と発売日だけになる。
 こんなにも懐疑的な目を向けているぼくでさえ新商品には胸踊らせている。これはぼくが無類の新しもの好きだから。
 CPUの種類が代わるなんてそうそうあることじゃない。20年に一度ぐらいの大イベント。しかも移行するのが省エネ実績の高いARM系CPUならば期待は膨らむってものだ。
 今のぼくはコンピュータに省エネと静音だけを求めている。自室にコンピュータが溢れているので、とにかく電気を使わずに、そして静かであってほしいとだけ願っている。M1と名付けられた新CPUは、完全にぼくの目的に合致する。なんならぼくの部屋で使うために設計されたとさえ思えるほどだ。
 ぼくのように目を輝かせているのは少数派かもしれない。コンピュータの世界では初期ロット購入は、どんな問題を含んでいるか分からないのでギャンブルと言われている。購入を避ける人も多いし、買うチャレンジャーは人柱とさえ呼ばれる。
 大いに結構、人柱になってやろうじゃないか。さあ、MacBook Airをカートに入れよう。