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バランス良く食べるカンガルー

by 唐草 [2020/10/26]



 発売から2年に渡って遊び続けているゲーム『Fallout 76』。多発するバグ辟易することも多いし、ユーザコミュニティで慰めあったりしているにも関わらず、ダラダラと遊び続けている。飛び抜けて面白いゲームだとは思わないけれど、不思議と毎日ログインしたくなる。頑張らなくても良い易しめの難易度がいい気分転換になるし、レイドボスでの一期一会の共闘が良いスパイスになっている。
 だから2103年のウエストバージニアで過ごすのが、ぼくの週末。カリカリと音をたてるガイガーカウンターが旅情を盛り上げる。
 『Fallout 76』は、極一部で「汚いどうぶつの森」とも呼ばれている。自給自足のクラフトゲームだと考えればどちらもほぼ同じ。強いて違いを挙げるとすれば、飲食の要素だけ。
 サバイバル生活を売りにしている『Fallout 76』で食事は欠かせない要素。ただ食べるだけではない。狩りをして肉を集めて、畑を作って野菜を育て、調理台を自作してとすべてを自力でこなす。日曜ゴールデン枠に放送されている某アイドル番組のようだ。
 食事の効果は多岐にわたるが基本は簡単。肉を食べると戦闘能力が向上して、野菜を食べると頭が良くなるのか経験値が増える。だから、普段は主菜のステーキにキノコのスープを添えて、デザートまで用意してステータスアップを盛々にしてゲームを楽しんでいる。
 ゲームには食事効果を倍増させるスキルがある。肉料理の効果を2倍にする「肉食動物」スキルと野菜料理の効果を2倍にする「草食動物」スキルの2つ。悩ましいことにどちらか一方のスキルしか取得できない上に、肉食になると野菜を食べられなくなるし、草食はその逆になる。
 肉食になれば攻撃力が20%アップして短時間に多くの敵を倒せる。草食になれば経験値が20%アップして少ない敵でレベルアップできる。どちらが効果的なんだろう?試算したこともあるが、一長一短で白黒つけることができないまま。
 結局、肉食にも草食にもならず肉と野菜をバランス良く食べ攻撃力も経験値も10%ずつアップしている。これが一番人間らしいロールプレイのスタイルだよね。もっとも「有袋類」スキル持ちが言えたことではないが。