カレンダー

2020/09
  
   
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

アップデートはアクティブに

by 唐草 [2020/09/24]



 ぼくの仕事はオープンソースプロジェクトのソフトウェアに支えられている。筆頭はCentosやUbuntuなどのLinux。無償だから気兼ねなく導入して、失敗を恐れず様々なことにチャレンジできた。このサーバだってオープンソースの賜。オープンソースソフトウェアは、サーバソフトウェアのような目に見えにくいものからGUIのあるアプリまで様々なところでぼくを支えてくれている。
 一言にオープンソースプロジェクトと言っても、プロジェクトの規模は様々。企業がやっているプロジェクトもあれば、個人の趣味の範疇のものもある。でも重要なのは、プロジェクト規模ではない。プロジェクトに参加しているコミュニティーの活発さが何よりも重要だ。
 意見を出し合い、コードを共有してより良いソフトを目指し続ける。これこそオープンソースプロジェクトあるべき姿だろう。いくら参加人数が多くても活動がなければ進歩はない。一度完成した安定版にあぐらをかいて進展を止めてしまうのもいただけない。参加人数は少なくても、コンピュータの進化に歩調を合わせて日々進化していくコミュニティーを応援したい。
 利用しているソフトの中にも活発なコミュニティーから生まれたものがいくつかある。たぶん2週間に1回ぐらいのペースでアップデートしている。ソフトによっては毎日使う訳ではないので、使う度にアップデートの通知が来ることもある。
 活発なコミュニティーに支えられた結果、ぼくのPCには常に安全なソフトが導入されている。これは素晴らしいことだ。
 とは言え、使う度に毎回アップデートが必要になるのは厄介だ。急いで仕事を片付けたいときは1秒だって惜しい。そんなときにドドンとアップデートのダイアログが表示されて、ゆっくり進むプログレスバーを見ているのは苦痛でしかない。アップデートをキャンセルすれば良いのかもしれないが、何のアップデートなのか分からないので闇雲にキャンセルすることもためらわれる。
 コミュニティーの活発さに頭を抱えるひとときである。これって、やたらアクティブな友人に振り回されているときのよう。