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2.4GHzと5GHzの違い

by 唐草 [2020/09/18]



 我が家のWi-Fiでは、2.4GHzと5GHzの2種類の電波が飛び交っている。これは特別な話でもない。今どきのWi-Fiルータならどちらの電波を飛ばせるのが当たり前だし、スマホもPCもよほど古くない限りどちらも受信できる。
 2つの周波数帯には、それぞれメリットとデメリットがある。壁などの障害物に強いけれど電子レンジの影響をもろに受ける2.4Ghz。他の電波の影響を受けにくいけれど障害物に弱い5GHz。後発の5GHzの方が高速な通信速度に対応しているので、こちらを使っている人も多いだろう。
 とは言え、理屈上繋がってしまえばアプリからすればどちらでも大差はない。ハードウェアレベルで頑張る話なので、どんな電波を使っているかを把握しているのはOSだけ。アプリ側は周波数の違いなんて意識する必要はない。これは無線でも有線でも変わらずネットを利用できるのと同じ話。ネットワーク制御が階層モデルになっている恩恵である。
 というのが座学の話。実践だと理屈通りに動かないことがある。この辺が「電波は生き物」と冗談を言われる理由だろう。
 あるスマホゲームを5GHzで遊ぶと通信が切れまくってしまう。その逆で5Hz接続でないと動画を再生できないアプリもある。対処療法でしかないのだが、ぼくはアプリに合わせて利用するWi-Fiネットワークを切り替えるという頭の悪い方法を採用している。
 同様の問題を訴える声を聞いたことは無い。だから原因は、ぼくのスマホとルータの間の5mにあるはずだ。
 スマホを上下左右にグルグル回してみたり、ルータに近づいたり離れたりしてみても状況は変わらない。単純に距離や遮蔽物の問題ではないようだ。もっと根深い半導体とかAndroidのドライバの問題なのかもしれない。
 仮説はいくらでも立てられるが、相手は見えない電波。どの仮説も十分に問題を説明しきれない。ぼくにできることは、やっぱりスマホをグルグル回して電波の入りのいい場所を見つけるぐらいである。明日もあてなくスマホを回していることだろう。