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小さな警告マーク

by 唐草 [2020/08/29]



 先日配信されたスマホ版Google Chromeブラウザは、インパクトの大きい変更があったと感じている。アプリを問わずアップデートと言えば、バグ修正が中心で何が変わったのか分からないことがほとんどだ。稀に画面レイアウトが刷新されて新鮮な気分と混乱を同時に味わうことで更新を痛感することもある。今回の変更は、その中間ぐらいと言ったところだろうか?
 URL欄にこんな「⚠」警告マークが表示されるようになった。いつも見ているサイトに警告マークが表示されて不安を覚えた人もいることだろう。ぼくも1日に3度はアクセスしているゲーム攻略ブログに警告が出るようになってギョッとしたひとりだ。
 なんの説明もなくいきなり警告マークが表示されるので、いったい何に対して警告しているのかが分かりにくい。警告が出るサイトとそうでないサイトがあるので、まるで一部のサイトが危険で悪質だと警告しているかのように見える。一夜にしてお気に入りのサイトが悪の手に落ちたという差し迫った危険を伝えるためのマークではない。もっとのんびりした警告だ。
 この警告は、SSL証明書を利用した暗号通信を有効にしていないサイトにアクセスすると表示される。つまり、通信内容を傍受されるリスクがありますよという警告だ。
 とは言え、ゲーム攻略ブログやまとめサイトを見るときの通信には、個人情報なんて入っていない。だから、通信内容を傍受されても痛くも痒くもない。Chromeの発する警告の大半は、セキュリティー意識が高まりすぎてヒステリックになっているようなものとも言える。閲覧するだけなら無視でも構わない。個人情報やカード番号を入力する通販サイトなどで警告が出ていたら、そのときだけ気にすればいい。
 この警告、実は結構前から「修正しないと警告出すぞ」とGoogleが言っていたものだ。カラクサラボは当然対応済み。だから、世の中のほとんどすべてのサイトが暗号通信に対応していると思い込んでいた。
 ぼくが警告マークにギョッとしたのは、暗号通信未対応のサイトが想像以上に多かったからである。みんな、Certbotで無料のSSl証明書を取ろうよ。
 なんかステマ記事になっちゃったよ…。