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3倍速でも

by 唐草 [2020/06/23]



 スマホゲームって他ハードのゲームと比べて独特のデザインだと感じている。ここで言うデザインは、見た目に関するビジュアルデザインではない。ゲームそのものの仕組みのシステムデザインのことである。
 独特とボカして書いても、ぼくが何を言わんとしているのかはサッパリ伝わらないだろう。ストレートに言うと欲が剥き出しな仕組みになっていると考えているのだ。
 これは「射幸心を煽ってジャブジャブ課金したくなるような」ゲームを作っている側だけの話ではない。ゲームを遊ぶ側の欲も如実に仕組みに反映されている。
 スマホゲームの多くは、限られたリソースで繰り返し遊ぶことが前提になっているものが多い。周回に周回を重ねてコツコツとポイントを積み重ねていくなんて経験は、スマホゲームで遊んだことのある人なら誰もが思い当たるだろう。どんなに面白いゲームでも同じことを立て続けに繰り返していたら飽きてしまう。ましてや、元からシンプルなスマホゲームだったら数度の周回で退屈してしまう。
 ゲーム製作者は、なんとしてでも周回させたいと考える。もう一方のプレーヤーは、周回を重ねるにしてもちょっとでも楽をしたいと願う。そんな双方の欲が妥協点を見出した結果が、今のスマホゲームの基本形を生み出した。
 それが、倍速プレーとオートプレーなのだろう。
 今、ぼくが遊んでいるゲームにも倍速プレーとオートプレーが搭載されている。単純なゲームなので最高速である3倍速でのプレーが基本となっている。3倍速だと操作するには早すぎるので、ほとんどの場合オートプレーを利用している。ぼくがどう頑張ってもコンピュータの反応速度にはかないっこない。
 3倍オートプレーは本当に楽だ。面倒な周回も素材集めもさっさと済ませることができる。デッキ構成などの下準備は入念に行っているとは言え、肝心のバトル部分は機械任せで眺めているだけ。果たして、この状態をゲームで遊んでいると言えるのだろうか?戦果に一喜一憂して楽しめているから、別に不満はないけれど何かが足りない気がしてならない。
 何が足りないんだろう?そうか、3倍速じゃまだ遅いのか。もっと早く、流星のようにステージを駆け抜けたいんだ。しかし、これを突き詰めるとオールスキップしか道は残されていない。