カレンダー

2020/06
 
    
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

あれがない

by 唐草 [2020/06/13]



 先日、ついにPS5の本体デザインが公開された。ゲーム好きとして次世代機のベールが取り払われるのは、数年に一度のワクワクする瞬間だ。だが、同時に真偽不詳の噂話に一喜一憂するゴシップ的な楽しみが絶たれてしまうことを意味する。
 公開された白黒のPS5本体デザインは、黒を基調としていたPS2以来の伝統から脱却を目指した新しい試みだろう。まさか白を全面に押し出してくるとは思ってもみなかった。一方で曲線的な本体は、どことなくPS3とかXbox 360を連想させた。新しいようでいて既視感もある。そんなデザイン。奇抜さで目新しさをアピールするのではなく、今までのゲーム機の延長線上にあるデザインと言えるだろう。
 本物のPS5を見た後で改めて自称リーク情報を振り返ってみると、どれも実用からは程遠いひどいデザインだ(それでも開発機と噂されていたV字型のやつよりはマシだが)。話題を掻っ攫おうという魂胆が奇抜なデザインに走らせてしまうに違いない。本気で誰かを騙すニセ画像を作るのなら、もう少し昨今のSONYのデザインを踏襲するべきだったろう。
 どれもひどいデザインだったが、ぼくを楽しませてくれたのもまた事実。ニセCGを作った無名のクリエイターたちは、工業デザイン系の人間ではなくてエンターテイメント寄りの人々だったのだろう。彼らが次に仕事をするのは、当分先になりそうだ。
 さて、本物のPS5を見て驚いたことがひとつある。それがディスクドライブ非搭載モデルの登場である。
 ぼくはPS4を購入以来、ほとんどのソフトをダウンロード購入している。だから、ぼくにとってPS4のディスクドライブは、ただ飾りでしか無い。ぼくだけでなくDL版を選ぶ人が増えているらしいし、SONYもDL販売を中心に据えようとしている。この市場変化を考えれば、高価なBlurayドライブを搭載しないモデルが登場するのは自然な成り行きだ。
 でも、ぼくの凝り固まった頭からはディスクドライブ非搭載モデルが出るなんてこれっぽっちも浮かばなかった。
 購入するならディスクドライブ非搭載モデルを買うのが賢い選択なはず。しかし、噂される互換性の話を考えるとディスクドライブに心が揺れる。ディスクで買ったゲームなんてほとんど持っていないのに。バカである。