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何が良かった?

by 唐草 [2020/02/13]



 運転免許証もパスポートもないぼくにとって健康保険証は、唯一の身分証明証だと信じていた。だが、それは思いすごしでしかなかったことがSIM変更手続きで明らかになった。ここまでは先日書いた通りである。
 問題は、キャリアから届いたメールに記載された本人確認失敗理由である。「不備理由:本人確認書類内容不備」というなんの書類のどこが悪かったのかさっぱり理解できない書き方なのだ。これでは提出した保険証と住民票のどちらの不備か分からない。住所を打ち間違えて申請してしまったので、住民票と一致しないという可能性も考えられる。
 様々な不備が考えられるのにメールには「不備理由を確認のうえ、本人確認書類を再提出せよ」としか書かれていない。確認するべき不備理由が曖昧すぎて、何をすればいいのかさっぱり分からない。
 不明瞭な指示が頭にきたぼくは、徹底抗戦することにした。
 手元にある提出済み書類を何回でも再提出する覚悟を決めた。同時に同じ書類でもう一度新規申し込みも行った。この2面作戦で問題を明らかにしようとした。同じデータを送付するだけなので再提出も再申し込みも一瞬で完了だ。今度はどんなエラーを返してくるのか楽しみにさえなってきた。
 これは、完全に粘着クレーマーの振る舞いである。だが、キャリアの指示に従い住民票を取りに行ったのに、門前払いのような対応をされたら黙ってはいられない。サポートダイヤルに食って掛かるよりはマシだと信じての行動である。
 2面攻撃をしてからは、何の音沙汰もなかった。同じ予約番号を2度使ったので不正扱いされたのだろうか?同じデータを何度も送りつけてくるのでブラックリスト入りしたのだろうか?キャリアからの反応がないと、途端に自分の方が弱い立場であったことを思い知らされる。
 昨日の午後、事態は急展開を迎えた。スマホがブルルと震えてSIMが無効になったと告げてきた。これって、つまりナンバーポータビリティー作業に進展があったということだよな?
 そして今日、何事もなかったかのように申し込み完了のメールが届いた。
 同じ書類を使っても申請が拒否されたり、受理されるのはなんでなんだろう?本当に予期せぬエラーにでも巻き込まれていたのだろうか?釈然としないが、結果が良ければそれで良しとしておくか。