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めぐるポイントの出どころ

by 唐草 [2019/10/03]



 消費税が10%にアップして数日が経過した。奇妙なことに税金が増えたことを感じていない。それどころか、雀の涙ほどではあるが支出が減った。10月になって以来、軽減税率という名の響きの良い制度(でも、どことなく狐につままれたような気もする制度)の対象である食料品しか購入していないとは言え、「安くなった」と感じてしまうのには違和感がある。
 ぼくが価格に違和感を覚えたのは、コンビニでの買い物である。長年の定番であるおにぎり2個とプライベートブランドのお茶を買ったら、いつもと値段が異なっていた。はじめは「これが税率アップか!」と思ったが、どう見ても数円減っていた。減額の要因は、キャッシュレス決済による2%還元だった。セブンイレブンでSuicaを使ってもキャッシュレス決済の還元になるなんて考えていなかった。還元の対象は、クレカ決済かバーコード決済だけだと勘違いしていた。だから、数円とは言え嬉しい誤算である。
 それにしても、キャッシュレス決済還元のポイントなどの原資は、どこから出ているのだろう?ただでさえ、店舗はクレカ使用手数料として決済額の4%ぐらいをカード会社に抜かれている。それに加えて最大5%の還元を店舗側に負担させていたら誰も還元キャンペーンに参加してくれないだろう。そんな仕組みだったら、ポイント還元のし過ぎで倒産しかねない。
 国の推し進めるキャッシュレス政策なのだから、還元分の出どころは国なのだろう。つまり、税金だということになる。自分の買い物だけを考えると、国全体の税収より支出のほうが増えていそうに見えてしまう。個人のミクロな視点をそのまま国サイズのマクロに拡大しても全体像を見据えることにはならないのは分かっている。でも、目の前の収支が合っていないように感じてしまう。
 この奇妙なカラクリの利益は誰の懐につながっているのだろう?1円単位での追跡が可能になるから税金の取りこぼしが減り、トータルの税収が増えるのだろうか?それとも、レジなどの販売の最前線で小銭を扱う機会が減るので接客が効率化して、人件費削減につながるのだろうか?ここまで考え出すと、なんだか風が吹けば桶屋が儲かるのような感じになってくる。
 経済に弱いので、まったくもって全体像がつかめない。2円安くなったおにぎりで喜ぶやつの頭じゃ、これが限界。