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おもちゃを買う

by 唐草 [2019/10/01]



 消費税増税の前の駆け込み需要や買いだめは、お約束だ。数日後に高くなると分かっていたら安いうちに買い込むのが賢明の策。特に金額が大きいものとなれば、なおさら影響は大きい。我が家も、「もうそろそろ寿命だろうね」と言われ続けていた1996年製の冷蔵庫を買い替えた。
 冷蔵庫の他にも増税の前に購入したものがある。おもちゃだ。
 ぼくが買ったおもちゃはPCのメモリである。これをおもちゃと感じるかどうかは、意見の分かれるところだろう。でも、どんな心持ちで買ったかを知れば、遊びだと理解してもらえるに違いない。
 ぼくの机には2010年モデルのMac miniがある。9年前は2GB+2GBの4GBのメモリで十分だったが、OSやソフトを更新している内にメモリ不足が顕著になってきた。ブラウザを開きながらオフィスソフトを開くとメモリが足りなくなる。
 メモリを増やそうと考えていたのを増税前の機運が後押ししてくれた。増やして何をするかは考えていない。あくまで増やすことが目的だ。
 Mac mini 2010は、メモリ増設に難ありと言われているハード。2枚のメモリの組み合わせがシビアで、世代に準拠したメモリを刺すだけでなく、同一メーカーのものを刺さないとエラーするとさえ言われている。差し込み方にも癖があるとすら噂されている。まったく、Appleの製品はガラス細工のような繊細さだ。
 9年前のメモリ(DDR3-1066)を今買うのは難しい。むしろ上位規格(DDR3-1600)の方が安いが、相性がシビアだ。高くても確実に動く規格を選ぶべきか?それとも、どうせ遊びだと割り切って安いが不確実な規格を選ぶか?4GBを2枚組で買うか?8GBを1枚だけ買うか?品質で有名なメーカーから買うか?安売りで有名なメーカーから買うか?何が正しい選択なのかなんてさっぱり分からない。
 ありとあらゆる要素に対してぼくは迷いに迷った。すべての選択は、もはやギャンブルだ。同時にこの迷いこそが、楽しみの本質である。だから遊びなのだ。
 そして、8GB1枚の安い方を選んだ。
 新しい8GBのメモリーを1枚だけ刺したMac miniは、無情にもブーブーと優しい警告音を奏でた。Appleのハードって警告音すらおしゃれなんだと感心してしまった。どうやら、今回のギャンブルには負けたようだ。
 最後にダメ元で古いメモリと新しいメモリを混在で試してみた。相性がシビアなので全く期待していなかったが、予想に反してこれがうまくいった。ネットで噂されている相性問題ってデマだったのだろうか?8GBで運用するつもりが、8GB+2GBの10GBとなった。嬉しい誤算である。