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スリープ

by 唐草 [2019/08/06]



 ゲーム機にスリープ機能が導入されたことは、ゲームの遊び方を変える大きな転換点だったと思う。今では、スリープ機能がついていないことすら考えられない。携帯ゲーム機から据え置き型ゲーム機まで当たり前のようにスリープ機能を提供してくれている。
 ぼくが初めてスリープ機能を体験したゲーム機はDSだ。どこで遊んでいても、ゲームがどんな場面であろうとパタンと画面を閉じれば一瞬でスリープに入る。もう一度画面を開けば何事もなかったようにゲームが再開される。今では当たり前過ぎて何の感慨もわかない機能かもしれないが、当時は時代が一歩先に進んだという感動すら覚えたものだ。
 それまでのゲームはやめようと思ったら電源を切るしかなかった。しかし、いきなり電源を切るわけにも行かないのでセーブする必要があった。ゲームによってはいつでも中断セーブができるものもあったが、それはシミュレーションゲームなどに限られていた。RPGなんかではセーブポイントまで移動しなくてはならないのが日常だった。ダンジョンの途中だったら脱出するしか道はなかった。ボス戦の途中でゲームをやめなくてはならなくなったら泣く泣く電源を落とすか、ゲーム機をつけっぱなしで別の用事を済ませるしかなかった。
 ゲームは1日1時間までとか決められていた幼い頃は、親の「ゲームを辞めなさい」コールからセーブするまでの時間が親子仲を険悪にしかねない危険なロスタイムのような存在だった。
 悲喜こもごも様々なドラマを生んだゲームの中断だが、スリープの登場がすべてを変えた。時間が迫ってきたからといってセーブポイントへ移動する必要もなくなった。電車の中で遊んでいても自分の現在地を考えて、遊ぶステージの長さを選ぶこともなくなった。ボス戦の途中に横槍が入っても何の問題もない。
 特に最近のゲームは起動に時間がかかる。毎回律儀にロードをしていたら、その長さにうんざりしてしまうことだろう。しまいには、きっとメーカーのロゴすら見たくなくなるに違いない。スリープ機能には時間短縮の効果もある。
 ぼくがPS4で遊びまくっているのも、スリープ機能のおかげで時間を気にせず遊べるようになったことが大きい。テクノロジーの進化が、ぼくたちのゲーム体験をより無駄のないスマートなものへと導いてくれているのだ。
 なんで、こんな当たり前のことを改めて書いたのか。それは、先日買ったPS4の某ゲームがスリープに対応していなくて怒り心頭だからだ。いくらオンライン要素があるからと言って、スリープ拒否は無いだろう。