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硬くて長くて黒いやつ

by 唐草 [2019/05/12]



 通勤に使っているクロスバイク(自転車)のサドルに亀裂か入って、中のスポンジが顔を覗かせ始めている。まだ、切れ目は長さ2cm、幅3mm程度と小さいが、黒いカバーの隙間から黄色いスポンジが見えているので大きさ以上に目立ってしまう。それに雨に降られたら、きっと大変なことになってしまう。これからやってくる梅雨のことを考えると、1日でも早くサドルの交換をするのが望ましいだろう。
 スポーツタイプの自転車のサドルは、取付位置の金具が規格化されているので簡単に交換することができる。自転車のいろいろな部分をメンテナンスしたことがあるが、もっとも簡単なメンテナンスのひとつと言えるだろう。間違いなく作業は簡単なのだが、サドルは奥深いパーツでもある。
 サドル選びは、とても難しいのである。
 例えば、ブレーキパッドの交換であれば選択肢は3種ぐらいぐらいしかない。タイヤだって走る目的を考えれば、自ずと製品は絞られてくる。カタログ情報だけを確認しておけば、ネット経由で購入しても何ら問題はない。
 だが、サドルだけはそうはいかない。
 サドルは人の体と直に触れあうパーツである。カタログで縦・横・高さの情報を知るだけでは不十分である。最適なサドルを選ぶためには、自分の尻とのフィット感を把握する必要がある。その際に重要なのは、硬さと太さである。
 太さは全体の寸法と製品画像からおおよその推測をすることができる。でも、実際に触ってみるまで正確なところは分からない。硬さに至っては、ネットで知ることは不可能だ。一応、反発係数んなどを書いたりすれば客観的な数値で表現できるのかもしれないが、その数字を見てもぼくの尻の理想と合致しているかをぼく自身が理解できない。やはり、実店舗へ出向いて、直に触ってイメージを掴まないと判断はできない。
 過去に何個かサドルを購入したが、ネットで購入したものは1つもない。本当は店舗で試乗して跨ってみたいのだけど、それはできないので指でこねくり回してあれこれ考えて購入に至った。それでも実際に自分の自転車に装着したらイメージがだいぶ違っていたこともある。サドル選びだけは、本当に感覚任せなのである。
 ちなみにぼくが好きなのは、ロード向けの硬くて細くてやや長めで、中央に切れ込みのあるモデルである。こだわってしまうとサドルだけで1万円を軽く超える。これは安自転車が買えてしまうお値段。尻のわがままに付き合いだすとキリがないのである。