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肩こりのその先へ

by 唐草 [2019/03/10]



 例年より少し遅れて春一番が吹いた昨日。少し風は強かったが、空気は暖かく空も晴れ渡っていた。今年一番の自転車日和と言える絶好のコンディションだった。普段はゲームのことしか考えていないぼくでさえコントローラーを置いて、外へと繰り出していった。
 自転車に乗るために自転車に跨ったのはいつ以来だろう。間違いなく今年初めてだし、去年の年末も寒さに泣き言を言っていた記憶しかない。もしかしたら半年ぶりぐらいかもしれない。もちろん通勤のために平日は毎日自転車に乗っている。でも、それとこれは別の話。事実、乗る自転車からして違うのだ。
 ぼくは、目的や距離、そして天気に合わせて4台の自転車(ママチャリも含む)を使い分けている。ようするにただの自転車道楽。昨日のようにサイクリングに出かけるときは、スタンドすらついていない走るためだけの自転車を選ぶ。
 颯爽と春めいた陽気の中に飛び出していきたかったが、半年も乗っていないと自転車はボロボロ。油をさしたり、ネジを締めな直したりと手の汚れる油臭いメンテナンスからスタートである。乗ってからブレーキトラブルに気が付いたので、昨日はちょっとヤバかった。
 半年ぶりに自転車に跨ったら、大きな違和感を覚えた。普段乗っている自転車とはライディングポジションが違いすぎるのだ。普段の自転車はかなりの前傾姿勢で乗っている。でも、今日の自転車は、どっしりと座っているように感じられる。ハンドルの高さが数センチ違うだけなので、周りから見ても違いに気づくことはできないだろう。でも、ぼくの体は大声で姿勢の違いを訴えていた。
 その証拠に、すぐに腹筋が痛くなった。ぼくのマシュマロのような腹部に痛みを訴えるだけの筋肉が残っていたことに驚いたが、上半身を維持するための筋肉がいつもと違うということはよく分かった。しばらく乗っていたら、手のひらにも違和感が現れた。これはブレーキとシフトチェンジが違うせいだろう。自転車なんて足しか使っていないイメージがあるが、そうではなかったようだ。
 気持ちよく自転車を乗り回して健康的な肉体的疲労を得た昨晩のぼくは、ベッドに横になった瞬間に眠りに落ちていた。そして、今日を迎えた。
 バリバリに肩が凝っていた。ハンガーを付けたままの服を着ているのかと思うほどに腕と首が回らない。ゲームのコントローラーさえ持ちたくないレベルである。この凝りは、間違いなく半年ぶりの姿勢でサイクリングに興じたせいである。いつもとは違う自転車に乗るのに必要な筋肉が全滅していたようだ。もう、これは肩こりではなく肩の筋肉痛である。