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あの国の言葉で

by 唐草 [2019/02/13]



 おやつにキットカットを食べようとしたら、パッケージに「夢はかなう」というような感じの無責任なことが書いてあった。さすが世界一無責任な企業と揶揄されたネスレだ。
 それにしてもキットカットを「きっと勝つ」の語呂合わせにしたダジャレごり押しのセンスには脱帽してしまう。こんなベタベタな失笑必死のオヤジギャグレベルのダジャレだって意識高めのCMに爽やかな若者を出しておけば浸透して受け入れられてしまう。本当にメディアの力って恐ろしい。
 日本では強引であったがポジティブな語感の商品名の座を得たキットカット。他の国ではどんな風に感じられているのだろう?そんなことが気になってしまった。
 ある国の言葉でとても良い意味があったりするのだろうか?はたまた、卑猥でアダルトな響きを連想させたりするのだろうか?
 例えば「ポケモン」という世界共通語にすらなっている有名な固有名詞がある。でも、よく考えてほしい。日本ではポケモンは略称であって正式名称ではない。ゲームや映画のCMなんかに耳をすませば、「ポケットモンスター」とタイトルが告げられている。でも、世界的には「ポケモン」で通っている。世界一有名なスマホゲームだって『Pokémon GO』が正式タイトルだ。
 なぜか?理由は簡単。英語で"Pocket Monster"と言うと小学生男子が喜びそうなスラングになってしまうからだ。
 同じことがキットカットでも起こっているかもしれない。でも、ネスレは世界有数のグローバル企業のひとつ。そんなへまはしていない可能性が高い。
 さあ、翻訳の時間だ。
 キットカットという語を口に出してまず思ったのが、ドイツ語っぽい硬い響きである。予想は外れてしまった。"KIT"でも"KAT"でもそれっぽい意味にはならなかった。
 "KitKat"と大文字入りで翻訳すると何語でも「キットカット」と訳されてしまう。恐るべきブランド力だ。その魔力を取り払うために翻訳ワードを小文字の"kitkat"に変更した。
 Google翻訳で世界一周の旅を始めよう。スタートはヨーロッパだ。まだ見ぬ国を目指したのだが、ぼくの旅はすぐに終わった。Google翻訳のサジェスト機能が優秀すぎたのだ。oogle翻訳は、フィンランド語とかいうヘビメタ用の言語として扱われていた。
 設定をフィンランド語に変えて翻訳したところ、"kitkat"は「摩擦」という意味になった。うーむ、あまり面白くない結果だ…。もっと赤面して口に出すのも憚られるような意味になることを期待していたのに。
 摩擦。