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ニンジンの花を求めて

by 唐草 [2018/12/31]



 「ゲームは1日16時間まで」。たびたび書いているが、これがぼくの人生訓である。ドヤ顔でこういうことを臆面もなく書いてしまうあたりにオツムの弱さが露呈している。まぁ、事実を隠す必要もあるまい。なぜ16時間までなのかというと、ベストなコンディションを維持するために8時間は休息を取るべきだという考えに基づいているからだ。なんかのマンガで「交渉人はどんなにひっ迫した場面でもベストな状態を維持するために8時間は休息を取る」と書かれていたのを目にしたことがある。これを参考にしている。
 確かに徹夜でゲームをしていると凡ミスが増える。そしてミスにキーキーと文句を言ってしまう。こうなると楽しいゲームも楽しくなくなる。的確なエイムで確実なヘッドショットを狙うためには、十分な休息が必要なのは間違いない。満足できる楽しみのために十分な休息を取るのである。
 とは言え、1日に16時間もゲームをプレーするのは容易いことではない。自宅で仕事をしていた時でも16時間を確保するのは難しかったし、裁量労働制で雇われている今のような状況ではなおさら難しい。16時間のプレーなんて夢のまた夢である。でも、夢だからと言ってあきらめたりはしない。実現可能な時は一気呵成にゲームに明け暮れようと虎視眈々とチャンスをうかがっている。
 そして、その時は来た。お正月休みの今を除いて16時間もゲームに費やせる時間はあるだろうか?いや、ない!
 と言う訳で、『Fallout 76』漬けの日々を送ろうと努力している。肩こりでコントローラーを握る腕に痺れが走っても、眼精疲労で目の奥に竹串が刺さったような痛みに耐えながら涙しつつもテレビの前から離れようとはしない。もはや、意地である。
 連続プレー時間が二桁に達するころになると集中力が低下し始める。適切なエイムは期待できなくなってくる。レアアイテム狙い(レジェ掘り)の戦闘要素は諦め、クラフトや収集などに自然とシフトしてしまう。
 未達成のデイリーオーダーがあるのに気が付いたのは、ちょうどそんな時だった。
 「指定のハーブを5つ集めろ」という簡単そうなオーダーが残っていた。普段は時間がないのでデイリーオーダーを狙うことはない。でも今は別だ。指定されたハーブも、普段は生えていても採取することはないぐらいにどこにでも生えているありふれたもの。15分もあれば終わるだろう。
 だが、ぼくの目論見は完全に外れることとなった。
 探せども、探せども一向に見つからない。1日10回は見ているような気がしていたのに1時間さまよっても1つも見つけられなかった。なんで探していないときは掃いて捨てるほど見つかるのに、いざ探すと1つも見つからないんだ。
 これってゲームに限った話では無いだろう。紙を切りたい時に限ってハサミが行方不明になるのと似ているような気がする。普段はありふれていると思っている物の価値を見出した瞬間に見えなくなる現象と言えるのではないだろか?欲がぼくの眼を曇らせるのか?はたまた普段は世界を見通せると思い込んでいる事実に気が付くだけなのか?
 ハーブ集めは、なんとも示唆的なメッセージをぼくに伝えてきたようにも思える。それとも遊びすぎによる幻覚だろうか?