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ようこそウエストバージニアへ4

by 唐草 [2018/11/18]



 『Fallout 76』冒険日記 その4
 
 頭の痛い問題に直面している。
 βテスト版よりはだいぶマシになったとは言え、所詮はBethesdaのゲームである。バグは、小さなものから大きなものまで含めればダース単位でのカウントが必要になるだろう。ぼくも公式フォーラムに投稿済みのメジャーなバグから、再起動したら直ったマイナーな小さなバグまで様々なバグに直面している。ものによってはゲーム進行を不可能にするものもある。妄信的で模範的なBethesda信者であるぼくでも、数多のバグに頭を抱えて時折ため息混じりでプレーしているのは確かである。
 でも、それだけがぼくの頭痛のタネではない。
 今日のぼくは、ゲーム進行不可能な頭痛に襲われている。仕事のない完全オフな日曜日だと言うのに朝起きてから1秒も荒廃したアパラチアの風景を見ていない。私用で出かけているので遊べないというわけでもない。することなく自室で転がっているだけなのに『Fallout 76』で遊べていないのだ。
 なぜか。
 頭が痛いからである。比喩でもなんでもなく、生理・医学的に頭痛に苦しめられている。それも数年に一度の強烈な頭痛である。
 今は頭痛薬を飲んで睡眠をとったのでだいぶよくなっている。こうしてどうにかモニタの前に座ってタイピングができる程度まで回復している。でも、目が痛くて画面は凝視できない。つまり、お酒を飲みすぎてしまったときや、睡眠時間3時間程度で叩き起こされたときと同じだということだ。頭痛薬が聞いているはずなのに、普段だったら頭痛薬を飲もうか迷う程度の頭痛なのである。
 今朝起きたときは、本当にひどかった。頭の痛みで目が覚めたのかと思うほどの有様だった。ちょっとでも頭を動かせば後頭部を殴られたぐらいグワングワンと鈍い痛みが広がった。目は眼底にある視神経の束が3周ぐらいねじれてしまったのではないかと不安になるほど痛かった。目に入る光は串のように突き刺さる感じで、ドラキュラの気持ちが良く分かったものだ。肩はコンクリートの塊でも載っているのでは思うほどに重かった。首の筋は多分針金に交換されているに違いない。
 極度の眼精疲労と肩こりからくる頭痛だと考えて間違いない。ゲームのコントローラーを握って死にたいと思うぼくでも、ゲームに向かう意欲がわかないほどの頭痛だったのである。
 ゲームは1日16時間までって決めているのに。やはり、新しいゲームだと無駄に肩の力が入ってしまうようだ。