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画面が小さくなる

by 唐草 [2018/10/10]



 タブレットの画面が小さくなったような気がした。デバイスが縮んだのか?いや、そんなバカなことがあるものか。間違って見知らぬ誰かの端末を使っているわけでもない。間違いなく自分のタブレットである。
 OSをアップデートするとステータスバーなどのシステム領域のサイズが変わることもある。でも、アップデートなんて当てていない。
 だが、今ぼくの目の前にある端末で表示されているWebページは、まるでポストの投函口から覗き込んでいるかのように狭く小さい。何度も何度もスクロールしなければ、目的の情報までたどり着けなかった。
 資格情報からも画面が狭いと感じているし、操作している身体情報からも画面が狭いことは確かである。
 原因は何なのか?
 画面を舐め回すようにして初めて気がついた。
 画面下部に固定されている帯状の広告がでかいのだ。画面の1/4ぐらいを広告が覆い隠している。黒っぽい広告だったせいもあるのだと思うけれど無意識のうちに広告領域は存在しないものだと脳が保管していた。ぼくの脳内アドブロック機構が、完全に無視を決め込んでいた。だから、ぼくが認識していたのは広告のない上3/4の領域だけ。それりゃ、狭く見えて当然だ。
 気が付かぬうちに広告サイズが大きくなっていたようだった。そう言えば、最近画面スクロールに合わせて動く広告を見ていない。動き回って神経を逆撫でするし、誤タッチ率もかなり高かった。誰もが動く広告のことを嫌っていただろう。加えて広告領域を動かすことはGoogle Adsenseのポリシー違反だったはず。消えるのは時間の問題だと思っていたが、鬱陶しいものが消えても気がついていなかった。
 動く広告の代わりに用意されたのが、今日ぼくを悩ませた巨大広告なのだろう。動きで目立てないなら大きさで目立ってやれ。至極単純だが、テレビカメラの前ではしゃぐ中学生みたいに目障りでいちいち腹の立つアプローチである。あれだけの領域を我が物顔で専有していれば、誤タッチ数も相当多いことだろう。ぼくたちが一回イラッとするたびに、広告掲載主はニヤッとほくそ笑んでいる。そう思うと余計に腹が立ってくる。
 広告はこの先ますます肥大化していきそうだ。せっかく端末のディスプレイが大きくなったというのにそれに合わせて一緒に成長するかのように広告が大きくなっていたら、何のために高解像度で大きな画面を使っているのか分からなくなってしまう。