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セットでこのお値段

by 唐草 [2018/04/13]



 サーバの設定などに使っているコンピュータは、8年ぐらい前(core 2 duoとかの頃)のATOMのベアボーン機。当時ですら遅いマシンである。とは言え、今でもLinuxならば問題無く動く。カラクサラボのWebサーバとしてなら十分な性能がある。だから今回のようにサーバをセットアップするときは大活躍である。
 ただ、やはり遅いと感じるときもある。致命的なのはブラウザでネットを見るとき。GUIの処理をともなうと露骨に遅いと感じてしまう。でも、サーバマシンでネットを見る機会なんてまず無いからこれはいくらでも我慢できる。それよりも遅さが一番気になるのは、大規模なデータベス処理を行っているときだ。何万ものレコードを処理していると何度も待ち時間を感じてしまう。待ち時間と言っても長くて数秒である。本番サーバでは同じ処理をしても待ち時間を感じることはほぼ無い。1回の待ち時間が小さくても、何回も重なると処理力不足を否応なしに感じてしまう。
 こう言う状況を目の当たりにすると、新しいコンピュータが欲しくなってしまう。省電力の小型のコンピュータがいい。今使っているサーバの最新型かNUC辺りがいいだろう。早速、ネットで値段を調べてみる。ぼくの求めるスペックを満たすものであれば、6万円前後で買えそうだ。
 これにハードディスクを追加するから7万円ぐらい見ておけば、一式そろう計算だ。
 暗算していてふと思う。
 ここのところOSどころかハードディスクすら入っていないコンピュータしか買っていない。だから、コンピュータ本体の価格を見ると、無意識でハードディスク分の値段を加えてしまうのだ。
 でも、これって普通の感覚ではないんだろうなぁ。
 先日Dellから届いたダイレクトメールに掲載されていたPCの値段を思い出す。有料のOSとハードディスクが付いてあのお値段なのか。なんだかものすごくお買い得に見えてきた。こんな形でDellの安さを実感するなんて思いもよらなかった。変な意味で世間とは金銭感覚がずれてしまっているようだ。
 危うく散財しそうになったのだが、ぼくが欲しいモデルが特殊すぎて散財のあてがほとんどないという現実に突き当たった。これは、幸せなことなのだろうか?