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エサ台を取り付ける

by 唐草 [2017/12/22]



 冬場の楽しみの1つに野鳥への餌やりがある。鳥の餌を家の塀の上に撒いておくとスズメなどの小さな野鳥が、餌をついばみにやってくる。その様子を暖かい家の中からガラス窓越しに猫と眺めることこそ、冬の楽しみである。
 スズメは渡り鳥ではない。だから1年中その辺を飛び回っている。夏だって餌を撒けば集まってくる。でも、冬場以外の餌やりは愛鳥家の間で厳禁とされている。餌が豊富な季節に餌やりをすることは、生態系への影響があるというのがその理由らしい。じゃあ、なんで冬はOKなんだ?と当然の疑問が湧く。宅地化が進んだため冬場は野生の個体を十分に保てるだけの餌が存在していないというのが、冬場のみOKな理由らしい。詭弁では無かろうか?
 理由はともかく、餌やりシーズンのスタートである。
 今年は、秘密兵器を購入した。それが、バードフィーダーと呼ばれるエサ入れ。毎朝毎朝餌を撒くのは無理なので、初めから餌の入ったカゴを外に出しておこうという横着な作戦である。
 購入したバードフィーダーは、高さ20cmぐらいの小さな塔のような形をしている。塔の下に鳥が止まれる皿が付いていて、塔の根元からちょっとずつエサが出る仕組みになっている。
 構造的にランタンのように木に吊して利用するタイプのバードフィーダーである。今日はその取り付けを行った。
 取り付けを試みたのは我が家に生えている、くさい花を付けるやたらと成長の早い庭木。枝を切っても全然平気どころか反動で成長が促されるぐらいに元気な庭木なので、釘を打ち付けても平気だろう。どこに取り付けようかと様々な場所を試すも、枝が複雑に絡まっていてバードフィーダーを吊せるだけのスペースがなかなか見つからない。逆にスペースのあるところは、釘を打ち付けられそうな太い枝がない。帯に短したすきに長しというような、微妙な枝振りに悩まされこととなった。
 そこで、考えを切り替えた。釘はやめよう。
 カラビナを使って枝に吊るそう。
 余っていた5cmぐらいある大きめのカラビナを枝に引っかけて、そのカラビナにバードフィーダーを吊すことにした。
 結果として木を傷つけることなくバードフィーダーの取り付けが完了した。ここまでは順調である。あとは、鳥がやってくるのを待つだけである。今年も7,8羽ぐらいの大きなスズメの群が来ることを期待したい。