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まだ理想型には遠い

by 唐草 [2017/09/25]



 ぼくが受け持っている授業は、ほぼすべてグループワーク。面倒なのが一番最初に行うグループ分けである。
 グループワークを円滑に行う際に重要なのは、仲良しグループを授業のグループにしないこと。コレに尽きると思う。仲良しグループで班を形成すると、緊張感が無くなってダラダラやってしまう傾向が強いというのがぼくの経験。だから、システマチックに教員の方で強制的にグループを作った方が良いと考えている。これだと"のけ者"も出ない。
 ただ、グループを作るのは楽じゃない。問答無用に学籍番号順とかで作れれば楽なんだけれども、そうもいかない。
 授業によってはいくつかの制約を求められることがある。今日担当した授業も、グループ編成にルールがある。ルールは、大きく分けて3つ。
 
1.全員が、前期と異なるメンバーとなるようにグループを作る
2.共通するテーマを選択した学生同士を組ませる
3.グループ間で成績に偏りが出ないようにする
 
 以上3点を守ってグループを編成するようにとのお達しが出ている。1が必須条件で、2と3はオプション。
 このルールを守って約30人をグループ分けするのは、なかなか骨の折れる仕事だ。手作業でやったこともあるのだが、2度とやりたくない仕事のひとつである。
 そこで、何年か前から自動編成プログラムを書いてきた。毎年毎年、少しずつ進化を遂げていき、今年のバージョンでは3点を完全に守れるまでに進化した。早速最新版を投入してグループ編成を行った。
 だが、結果には満足できなかった。9割方理想的な配置になったのだが、残りの3人ぐらいの学生に関してもっと最適な配置が考えられる結果が出てしまった。しかたがないので最後は、手動で微調整を行った。まだまだ、改良の余地がありそうだ。
 今は1回の演算でベストな組み合わせを出そうとしているが、このアプローチが悪いのかもしれない。PCでの処理なんだから100通りぐらい組み合わせを考えて、評価値の最も高いものを表示するというシステムに刷新した方が良いのかもしれないなぁ。