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謎の強電波

by 唐草 [2017/09/15]



 Wi-Fi環境安定のために家中の不要なWi-Fi機器の通信を無効にした。効果は出ているのだろうか?目に見えるほどの効果は実感できていないが、回線落ちは経験していない。
 Wi-Fiの電波強度は生き物のように変化し続けている。
 自宅に散乱する数多くのWi-Fi機器だけが通信を不安定にさせる原因というわけではないのかもしれない。感覚的な対応は止めて、しっかりと原因を探ることにしよう。
 タブレットに入れたWi-Fiアナライザーを起動させる。
 まずは、2.4GHzの電波から確認していく。我が家のネットワークの他に5,6個のアクセスポイントが表示される。微弱ながずっと表示されているものもあれば、現れては消えてを繰り返しているスポットもある。気が付けば、もうWi-Fiの電波まみれなのである。これでは、安定した通信を期待するのは難しい。
 それでもチャンネルを初期設定から変更してあるので、干渉は少ないと信じたい。
 次に5GHzの通信を確認する。こちらは普及が進んでいないせいか、2つしかネットワークが表示されなかった。その内1つは我が家のネットワーク。もう一つは、匿名のネットワークだった。
 しかし、この匿名ネットワークが実に怪しい値を示している。電波強度が、我が家のWi-Fiネットワークとほぼ同じなのである。-60dBぐらいある。
 いったい何なんだ?この電波強度からすると、我が家にある何かが電波を出していると考えられる。でも、独自に無線通信する機器なんて導入した記憶は無い。盗聴されていたり電波のタダ乗りの被害に遭っていたりするのだろうか?なんとも気持ち悪いし、なにより目に見えないので不安になる。
 匿名ネットワークなのでネットワーク名は分からない。でも、機器のMACアドレスだけは分かる。そこからベンダー名を検索すれば、機器を特定できるかもしれない。
 さっそくMACアドレスのベンダーコード「fa:8f:ca」を検索にかける。
 出てきたのは、ぼくと同じように怪電波に悩む海外の掲示板だけだった。でも、そこにはぼくの求めていた答が書かれていた。
 コイツの正体は、Chromecastだった。
 とりあえず正体がわかったので一安心。でも、何のために参加ネットワーク以外の電波を出しているのかはよく分からなかった。対応機器検出のためのビーコンのようなものだろうか?正体は分かったが、納得はできていない。