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タイヤバルブの罠

by 唐草 [2017/07/23]



 今日の夕方は涼しかったので、ついに自転車のパンク修理を行うことにした。
 古い自転車の車輪からチューブとタイヤを取り外して、今の自転車のものと取り替える作業だ。今乗っている自転車は古いパーツの寄せ集めなので、チューブもタイヤも10年ぐらい前のもの。一方、古い自転車はタイヤ交換直後に廃車になったのでほぼ新品。結果として、古い自転車のタイヤの方が新しいという分かりにくい状況にある。
 簡単な作業だが力仕事である。専用工具がしなるぐらい力を込めて2つの車輪からタイヤとチューブを外した。
 さあ、パンクしたチューブを捨てて、問題のないチューブに付け替えよう。まずは、空気を入れるバルブの位置を確認しないと。
 改めてバルブを確認して、ぼくがとんでもない思い違いをしていたことに気がついた。古い自転車から回収した問題のないチューブはママチャリと同じ規格のアメリカンバルブ。パンクした今の自転車のバルブは、細いフレンチバルブ。この2つって互換性ないのね…。てっきり、共有できるものだと思い込んでいた。
 チューブ交換作業は、ぼくの思い込みのせいで失敗に終わった。
 とはいえ、苦労してタイヤを外して「ハイおしまい」というのは悔しい。交換は諦めたけれど、普通の修理をすることにした。チューブを水の入ったバケツに入れてパンク穴の位置を探す。絆創膏のようなパッチを貼って修理完了。また、チューブの交換はできなかったけれど、タイヤの交換はしておいた。これで、ヒビの入った古タイヤとはおさらばだ。
 パンクも直って再び走れるようになったぼくの自転車。これで夏休みの日課である夜のサイクリングに漕ぎ出すことができる。ついに夏が到来した感じだ。