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もち肌の病人

by 唐草 [2017/02/01]



 スーパーニート期間である1月末から3月末までは、本当に引きこもりのような生活になる。仕事のほぼすべては、自室に篭もって黙々とキーボードを叩くだけ。打ち合わせもない。
 そうなると人に会うという緊張感がゼロになる。結果は言わずもがな、ずぼら生活となる。
 今のぼくを一目見れば全身から溢れるずぼらオーラの濃さに誰もが気がつく事だろう。そんな全身を覆うずぼらオーラの中でも、より顕著なのがヒゲである。
 ここのところヒゲを剃るペースが激減している。この季節のぼくは、ワイルドな無精ヒゲを蓄えている。なお、ここで言うところのワイルドさというのは、逞しいイケメン俳優的なワイルドさではなく、路上で生活していそうなという意味のワイルドさである。
 さらに外出する頻度が低いので、血色の悪い肌の色は美白でもしているのかと思うほどに青白くなっている。
 無精ヒゲ+青白い肌で見た目は、完全に病人である。電車で席を譲られても不思議はない。
 不健康に見えるのにヒゲを剃らないのには剃るのが面倒だという理由以外に、もう一つの理由がある。
 肌荒れを避けたいからだ。
 ぼくは、肌が弱い。ヒゲを剃ると、顔半分が赤くなってしまうし、数日間肌がガサガサしている。でも、剃らなければ肌は荒れない。
 今のぼくは、病人のような風貌なのだが、お肌はすこぶる快調。面に似合わぬモチモチ肌にニコニコと満足しているヒゲ野郎なのだ。